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2009年6月15日 (月)

第35話、”ECO(エコ)に関してランプで寄与出来る方策案”

CO2排出量規制は達成不可能という予想の下、政府は、躍起になって号令を掛けておられます(京都議定書)。特にCO2排出総量の元凶として(前々から)自動車が槍玉に上がっており、燃費向上が各自動車メーカーに求められています。自動車部品を提供しているランプメーカーの立場で、何か寄与出来る事はないかと、私なりに考えてみました。

燃費向上を言い換えると、”高効率化”という言葉になると思います。最終的に、燃費向上につながればいい訳ですから、

1、車体(ランプ部品)が軽くなっても効果あり。

、空力特性(流線型スタイルに沿うランプ)が改善されても効果あり。

3、消費電力が少なくなって、銅線の重さ(使用量)が減っても効果あり。バッテリーが軽くなったら、「1」の軽量化に相乗効果。

、安全性を確保しつつ、総消費電力が押さえられる照明システムが提供出来るならば、それもカーメーカーに取って有り難い提案でしょう。

例えば、コーナーリングランプ機能を兼ね備えたヘッドランプとか、従来4灯式が当たり前の高級車種が、スタイルが斬新に工夫された2灯式H/Lに置き換えられるならば、それも効果大。などなど。

これらを実現する努力はこれまでも行われて来ているはずですが、”御役所の一言”で可能となる(これまで駄目だったことが可能となる)話もあるのではないでしょうか?

例えば、テールランプ・ストップランプの規格配光は、上下±10°左右±20°の規格で数十年前から変っていませんが、上下±10°は、本当に必要なのでしょうか?上方向の+10°は必要ですが、下方向のマイナス10°は不要なのではないでしょうか。

何故なら、運転者や歩行者の眼は、車ランプの取り付け高さよりも高い位置にあるので、不要な光とは考えられませんか?(*1)

自動車が空を飛ぶ時代になったら、元の規格に戻せばいいでしょう? 同様の事は、赤青黄色の交通信号灯でも言えそうです。信号灯は、歩行者や運転者の眼の高さよりも、随分と高い位置に取り付けられています。ですから、+0°以上の方向に光を発するのは無駄ではないでしょうか?(*2)

これら無駄(?)な規格は、経済産業省(国土交通省?環境省?)が、規格変更するだけで、消費電力は即、半分近くにまで、一気に下がるのではないかと”夢想”したのですが、どうでしょうか?

最近LEDを活用した自動車関連のランプが増えて来ています。規格が半分になれば、LEDの必要個数も半減となるのではないでしょうか?この類の話は他にも、もっともっと有りそうですね、街中にも、家庭内にも、、。 

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(*1)、坂道のことは考慮する必要があります。『・・上り坂で前方車両が坂を登りきった平坦路でブレーキを踏んだとき、まだ上り坂の途中にいる後方車両の認知度を考えると、(あながち)無駄な要求ゾーンとは言い切れないのでは・・?』というご意見を頂きました。

確かにその通りです。 但し、それで諦めたのでは、元も子もないので、着眼点”を生かす方向で、考えて見られることを、お勧めします。例えば、”目”の高さがストップランプよりも高い分だけ、下方の配光は下げられる、、とか、ハイマウントストップランプを付けた車では、そちらがこの機能を担っているので、リアーランプの規格は下げてもいいのでは、、などなど。

(*2)、交通信号灯については、法規上主光軸は下向きの要求になっており、上方光についてはやはり坂道が考慮されているそうです。『・・交通信号等については、移動するものではないので、設置される道路状況によっていくつかのバリエーションを用意してもいいかもしれませんね。』とのことでした。いずれにしても、”不可能を可能に”すべく、色々と考えてみましょうね。

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Light 光技術の話・・21-40・「灯具内で光が曲がってる?「演色性・立体角・疑似光源」」カテゴリの記事

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