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2009年6月16日 (火)

第38話、熱対策を主眼に置いた[ L・E・D ヘッドランプ ]

ヘッドランプと一言で言っても、形は様々です。ことに光源が、「ハロゲン電球」⇒「HID」⇒「LED」 と変化して来ると、外からは見えない内部の構造にも大きな変化が現れて来るのは、当然でしょう。

今日は、発生熱(:60W程度であると言われる消費電力の)の対策に主眼を置いた場合、LED ヘッドランプの形は如何なるものとなりそうか という乱暴な議論です。勿論、ボディースタイルに良い影響を与える(であろう)新提案でなければ、議論の意味がありません。その前提で本論に移りましょう。

車の形の基本は箱型ですので、ランプの方も”箱型”が底流としてあります。( 外見として見える”レンズ面”の形はいくら丸みを帯びていたとしても、何処と無く、四角っぽく見えるものです。その方が車デザインにマッチするようです。)

四角い箱の内部に熱源を配置した時、その温度分布は如何なる分布になるでしょうか?( 何処が一番温度が高くなるか?という真面目な質問です。)答えは、光源を配置した近辺が一番高温になり易い!

これは、ハロゲン電球の場合であっても、HIDやLED であっても同じ傾向です。特にLEDは、小さな固体光源ですので、放熱を上手くしてやらないと、元も子も無くなってしまいます。《 LED光源は、放熱フィンという馬鹿でかい荷物を(宿命として)背負って生まれて来ているのです。》

『 なあんだ、LEDと言っても、放熱フィンを含めると、ヘッドランプは結局の所、小さくは出来ないのか。』 というような、早計な判断はしないで下さい。それを解決して(クリアーして)行くのが我々の仕事なのですから。

幸いにして、LED光源は、大まかには4つ程度に光源が分かれています。この4つの光源を、何処に配置したら、灯具温度が最も下がり、放熱効果も優れていて、明るいヘッドランプが出来るか、という問題に切り替えてみましょう。

その答えは、箱の4隅の稜線沿いに配置するのが最適であろうと、推測できます。
《 各フィンは、その4隅から外に向かって各々3方向に伸びることが可能です。》
( LEDを後方に密集配置したのでは、放熱フィンは後方にしか伸びて行けません )

リフレクターの方は、どうなるか、というと、各コーナーからランプ中央に向かって延びていくことになります。中央には、走行ビームを配置してもいいし、光量不足を補う意味を含めて、H4みたいな、Hi/Lo切り替え式のハロゲンランプを組み込める余地まで出てくるでしょう?

( 更には、暗視レーダー用の赤外投光器を積んでもいい。)構造や部品構成が変れば、デザインも おのずと変って来ます。”10年後(?)のヘッドランプ”の形が見えたような気がしませんか?    2007年 3月 XX日 大山宏

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