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2009年7月 8日 (水)

第48話、LEDヘッドランプのサクセス・ストーリー?

LED ヘッドランプ の現状の問題点は、誤解を恐れず言わせてもらうと、
(A)、コストが高い。(ハロゲン:1に対して、HID:3、LED:30位)
(B)、大きな放熱フィンが不可欠。
    (何せエンジンルーム内は80~100℃)
に集約されます。
( 光束量を稼ぐためチップを多数使う弊害は、(A)(B)の両方に含まれますし、電流を2倍に増やして光束量を稼ぐ弊害は、(B)に含まれて来ます。)

( LED ヘッドランプ開発初期 )に、「ヘッドランプ用のチップは、0.3mm x 30mm程度なら、革命が起きます!」 ということを、周囲の人達にしゃべったことが有りました。
0.3mm巾効果として、①、放熱性がグンと良くなる( 2~3倍 )
        ②、遠方視認性の良いランプになる。
   ③、同じ遠方視認性でいいなら、上下薄さが1インチも可能!
というような内容でした。
 そのままになっていましたが、『 薄さ10mmのランプが欲しい”と要望されている。』というのを お聞きして、《 0.3mm効果は、①の『 放熱性がグンと良くなる。』という観点で使うべき。》 と、改めて認識しました。

 サクセス ストーリーは、以下のようになります。
(1)、灯具屋が、まず、1mm x 4mm の光源サイズ要求を取り下げ、「0.3mm x 24mmで良い。」 と提案する。
   ⇒ すると、放熱効果が、2倍になる。
(2)、その効果に気を良くして、灯具の4隅にLED光源4セットを移動した設計をトライしてみる。
  ⇒ これまた放熱効果が1.5倍で、計、3倍 に改善される。
(3)、これまで発生熱を、背後にしか捨てていなかったのに比べ、周囲3方向に伝わるのみならず、ランプ内部の温度が高くなるという”おまけ”が付いて、”冬季付着の雪まで溶け出した!”
  コストは既に、3分の1にまで下がっている。
   ( 光源サイズは、0.3mm x 8mmになった。)
(4)、そこで更に、
  ハロゲン電球(H4)との併用をしてみた。
  即ち、LEDチップのサイズを、「0.3mm x 6mmでよい。青っぽくても良い。」と、提案してみる。 ⇒ 演色性Ra=60の4セットを組み込めるようになり、コスト同じで、LEDの総光束が2倍に出来た。
ハロゲン( H4すれ違い )出力も合算して見ると、HID の 3000Lmを越えてしまった!
(5)、電流を半分に減らしてみたら、発生熱が”半分”になったので、ヘッドランプの前面レンズから出る光束量が、2000Lm程度に収まるように各部署を調整したところ、コストも、HID並みになってしまった!
 LED光源サイズもどういう訳か、
 0.3 x 4mm程度の”元の長さ”に戻っていた?

 2006年 9月 30日 大山宏 記 

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