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2009年8月22日 (土)

氷のブル-3 褶曲山脈                地図遊び

灼熱の氷惑星殿、・・・昨日の続きです。今日は、氷のブルドーザーが造る構造を「地図遊び」と対応させるところまで、やってみましょう。2_2

天体Mが地球に向かってゆっくりと正面から近づいて来た時、氷殻(氷塊群)は、地球に沿って、図のように素直に並ぶでしょう。

クロコダイル氷殻の隙間からは土石流スプラッシュが吹き出しますが、地球の重力に引きつけられて附近を取り囲んで行きます。

正面からではなくて、相対速度 30Km/sec という高速で(左側から右側に向けて)直接衝突した場合は、次の図-2です。

Photo_5 図2、の氷殻並びは、図1と同様に(仮に)並べてありますが、図2のケースでは天体Mが物凄いスピードで移動していますので、

1)、人の直前の氷殻は、地球に激突します(ギャップGaは小へ)。その付近の天体内圧力:Paは増圧。
2)、反対に前進方向のギャップGbは(氷殻が遠のいて行きつつあるので)、Gbは大きくなって行きます(地球には傷をつけない)。その付近の圧力Pbは減圧傾向にある。
3)、Pbは減圧傾向にあるので、その付近のギャップからの噴出量(スプラッシュ)は減る傾向、一方、後方のPaは増圧傾向にありますが、氷殻群が地球に激突中であるので、氷塊間の隙間も急激に狭くなりますので、後方への噴出量(スプラッシュ)も、激減傾向です。
4)、逃げ場は両サイドしかありません。大量の土石流は進行方向とは直交する両サイドに大量に流れ出しています。

後方の氷殻が地球に残す爪痕が、半円形の海溝です。(宇宙から見た起伏図参照)。

Photo

これはフィリピンプレート(マリワナ海溝)の重力異常図でしたが、真ん中の綺麗な円形の爪痕が、方向氷塊(氷殻)によるのは明確ですね。

その左右にも爪痕がありますが、これが両サイドに噴出した土石流(氷殻が壊れ混ざってもいる)が造り出している構造らしいと想像できますね。(両サイドに関しては後日改めて説明)。

地球に沿って並んで押しつけられた氷殻群は、地球をなめるように移動するか、地球との摩擦によってスピードを落しつつ地球に留まっていくかのどちらかでしょう。地球表面の地殻・地層を数百秒間で移動・シワ寄せさせながら、、。
Photo_2

地層を一気にシワ寄せて大褶曲山脈ができたのがヒマラヤ山形であり、大量の氷殻が地表に残されたケースが、この北極海のケースです。当時は厚さ数万メートルの氷の残留物が、北極海に残された模様です。

氷のブルドーザー(但しこのブルドーザーは下腹で地面をこすりつつ地層をシワ寄せて行き、最後部で深い溝を造りつつ地表を運んで行くという、ちょっと変則のブルドーザーです)

ベーリング海峡の背後には、北アメリカ大陸北部からシベリアにかけて、広大な古い大陸棚が広がっています。

この広大でのっぺらぼう 大陸棚(天体Mの進行方向に出来る平坦地)も、「ヒマラヤ山形」の特徴の一つでしょう。

Photo_3この絵は、北極海付近の地図で、地震の発生位置と頻度とを現したものです。「二つの極(丸善株式会社)」という本からコピーさせて頂きました。

広大でのっぺらぼうの大陸棚のイメージが沸くと思います。

同時に、地震がベーリング海(アリューシャン列島・アリューシャン海溝)に沿って、多発しており、その分布形状が、氷の爪痕の半円形であるのが、良く判りますね。

     2009年 8月 22日  大山宏

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