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2009年11月15日 (日)

ゲントのお城。ブリュージュ。オランダ国境

次の日(第2日目)、ブリュージュまで移動。

 ブリュッセルのユースの朝食は7時であったが、意外に出発に手間取った。 昨夜うろついた市内を一周したあと、『ヨーロッパ駐在の友達に電話しておこう』として電話ボックスを探したが見つからない。手当たり次第に訪ね歩いた(携帯電話が発達した現代では想像もできない世界だ)。実際にブリュッセル市内を離れたのは11時近くである。
Photo_6  ゲント市までの平坦な道50Kmを走った。自転車での第1日目だ。無理はしない。
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それでも見る物・聞くものすべてが珍しく、ついつい時間を忘れてしまう。
 後で見ると、なんでもない田舎の教会でした。
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ゲント市に到着。向こうに見えるのが有名な「ゲントのお城」です。日本人の観光コースにもなっているらしい。
宏も一人前に市内見学を試みた。
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Photo_8  隅から隅まで”お城”を見て回っている内に、5時近くになってしまった。もう走るのはあきらめて、鉄道駅を探した。すぐ見つかった。駅で自転車を折りたたもうとした時、駅の中を移動する2人の女性サイクラーが宏の目に留まった。英語で若い女性達に話しかける。

「こんにちは。ちょっと聞いてもいいかな?」 「はい。なあに?」 「貴女達は電車に乗ろうとしているのですか?」 「ええ、そうよ」 「自転車をバッグに納めないままで、電車に乗せてもいいの?」 話し方がぎこちないせいもあったであろう、彼女達は笑いながら、「必要ないわ。この切符を買ってくればOKよ」。と、手荷物切符売り場を教えてくれた。

聞いてみるものである。電車の構造自体が自転車をそのまま持ち込めるように出来ていた。日本で得た観光知識とは大きな違い!ヨーロッパの電車は特急列車を除いて自転車を乗せる特別なスペースが設けてあるのだった。

あっという間に電車はブリュージュ駅に到着した。余りに早くすっ飛んで行く景色を眺めながら、宏は「もっとゆっくりと景色を楽しみたい。やはり、自転車のスピードが自分には合っている」と、思うのであった。

ブリュージュのユースはすぐに見つかった。 人なつっこいドイツ人とフランス人の若者が同室で、夕食を共にした。
Photo_10   夜のブリュージュはとりわけ美しかった。 彼らから聞いた話では、ヨーロッパ第一の”美しい街”なのだそうだ。

ベルギーオランダ国境付近にて(第2日目、5/31)

8時前にブリュージュのユースを出発し、オランダ国境に向かった。少し小雨のパラつく寒い朝だったが、まずは快調に走り出した。 国境目前でたまたま見つけた肉屋さんでソーセージ・アバラ肉・サラダ2種類を運よく仕入れることが出来た。
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国境はいつの間にか通過していた。付近で日本円のトラベラーズチェックを使って2万円分のギルダーを購入。 オランダの田舎町であり、日本人がめったに来ないらしい。交換には相当時間がかかった。以降どこでもそうであったが、日本と較べ銀行の警備体制は厳重である。

小さな公園のそばで、さっき仕入れた食糧で早々と昼食を済ませた宏は、北に向かった。

 向かい風であった。しかも寒かった。  『もっとも、暑くて向かい風では堪らない』と思う。時々太陽が顔を覗かせてはいた。何人かの人と挨拶は交わしたが、なにせ田舎道。ほとんど人家もない。牧場のほとりで用足しを済ませ振り向くと牛が数頭物珍しそうに近付いて来て、宏を観察する始末である。

また走り出す。 広い平野に道がどこまでも真っ直ぐ付いている。左手向こうの方に土手が見える。さっき会った人は、その向こうが海(北海)だと言っていた。とにかく広い。山らしきものはいっさい見当たらない。

地元の高校生と方角が一緒になり、道路をはさんで大声でやり取りしながら走る。船着場で一緒になり、前後してフェリーに乗り込む。地図を広げて2人は話していたが、アッと言う間にフェリーは向こう岸に着いた。

日本に比べ、オランダはフェリーが安いのにはびっくりする(67円)。ちなみにアムステルダムで対岸に渡るフェリーは無料。 マースルイス近くで 20分間隔で行き来しているフェリーは64円。 流石(さすが)は運河の発達したオランダ事情である。

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