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2009年12月24日 (木)

オランダからの便り、真夜中のブリュッセル

『 前略、 昨日(5/30)ベルギーのブリュージュを立ち、国境を越えてオランダの西の端に入りました。日本人は珍しいらしくて、円のトラベラーズチェック交換にかなり手間取りましたが、無事オランダ通貨を入手。 北海に沿って走り続けています。昨夜は偶然にきれいなペンションに泊まることが出来、夕日も朝日も素晴らしいの一言です。朝食もボリュームたっぷりで満足。今日はこれからアムステルダムの近くまで走る予定。元気でやってます。 宏より 』
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成田出発がエンジントラブルで4時間近く遅れた。 ブリュッセル空港に着いたのが、夜の8時半。なんやかんやで市の中央駅の到着したのは9時を回っていた。 周囲の一目を気にしながら日本から持ち込んだ折りたたみ式自転車を組み立て荷物をまとめるのに、30分以上かかってしまった。

宏は内心ヒヤヒヤだった。 

暗くなりかけた市内をユースホステルを探してゆっくりと走り始める。 コンパスを持ち、地図も持ってはいたが、もうひとつ方向感覚がつかめない。 中央駅付近をしばらくグルグル回っていた。 探していた南駅近くのユースは、分かってみれば極近くにあった。夜遅かったが泊めてもらえることになった。
「二人部屋、四人部屋、八人部屋、大部屋とあるけど、どれにする?(勿論、英語です)」 「一番安い部屋」 「大部屋ね。3階のこの辺りにあるわ。ベッドNoはこれ。シーツ持ってる?」 「寝袋をもってるんだけど、」 「それでいいわ」  美人の気さくなお姉さんである。
「自転車を持っているんだけど、あそこに置いてていいかな?」 「エッ、自転車に乗って来たの?どこに置いてるの?」 「あそこの玄関口」  伸び上って見ようとして、急にカウンターから飛び出してきた。 「あんな所に置いてたら持ってかれてしまう!」(まだ持って行かれてはいなかった)。「中庭に置きなさい。夜は鍵がかかって持ち出せないわ」

 中庭には既に2台の自転車が置いてあった。 雨が降り出しそうな雲行きなので屋根付きの場所に置きたかったが、贅沢は言えない。そのまま自転車はユースに置きっぱなしで、遅い夕食に出かけて行った。
 繁華街へ通じる薄暗い路地で、大きなバッグを引きずったお嬢さんに急に声を掛けられた。 「アノー、ユースはこの近くです?」 「ええ、すぐそこですよ。そこの広い通りを向こう側に渡った所です。私は今、そのユースを出てきたばかりです。」 「ありがとう」 「どういたしまして」  人に道を教えるのは嬉しいものだ。ついさっきまで探しまくっていた宏も御機嫌である。 
 ユースの姉さんに教わったイタリア系のスナックで軽食を取った後、せっかくだから観光しながら帰ることにした。  少し怖かった。何と言ってもいきなりの外国の夜の街。それでも10数年前のロンドンの夜を思い出しながら、ブラブラと真夜中の市内を歩き回った。モニケンピッツ(しょんべん小僧)の街ブリュッセル。スリが気になるほど街中はにぎわっていた。
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小高い丘の上の建物です。到着した次の日に取りました。
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ブリュッセルの教会です。始めは何でも珍しいので、写真に取ってしまいます。 

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