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2011年5月18日 (水)

社長と専務(大人のイソップ物語)

 昔ある所に社長と専務数人の社員がいるだけの、小さな会社がありました。
社長は優しさだけが取り得の性格で、人にだまされることがしばしばありましたが、なんとかこれまでその会社はつぶれることなく、運営されて来ました。

 ある日急用があって社長は出張して、何日か会社を留守にする事になりました。その時何を思ったか、その社長は幾つかあった貯金通帳や生命保険証書と実印など全てを旅行かばんに詰め込んで、出掛けたのでした。

 出張は長引いて、社長は中々帰って来ません。
専務は気が気ではありません。そこで専務は、『郵便貯金通帳と爪切りを預かり申しそうろう。』という文章のメールを社長の出張先に打ちました。
妙な不安を感じはしましたが、社長は取引に忙しくて、そのメールに対しては返信しませんでした。

 その内に出張先での仕事も済み、社長は帰って来ましたが、貯金通帳のことをすっかり忘れていて、別口の出張に度々出掛けて行きました。

 1ヶ月が過ぎ、確定申告の時期がやって来ました。
『書類作成上、郵便貯金通帳の打ち出しが必要だ。確か爪切りと一緒に専務が預かってくれているのだったね。返してくれるかな』っと、社長は言った。
専務は『はい、どうぞ!』っと、それらを差し出す。
 受け取りはしたが忙しい最中だったので、ポケットに詰め込んだ。

 後で通帳を開いてみてビックリ!
70万円という金が数回に分けて、通帳から引き出されていたのだった。
???
        ( 続く )

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コメント

Hey, that post leaves me feeling folosih. Kudos to you!

投稿: Teige | 2011年6月 1日 (水) 22時49分

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