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2012年1月 7日 (土)

E03、火傷直後の皮膚がめくれただけ(褶曲山脈・大海嶺)

灼熱の氷惑星殿へ・・・プレートテクトニクス・プルームテクトニクス・など、最近の本を図書館で片っ端から読み漁ってみました。ポイントは唯一つ、何が「灼熱の氷惑星」を地球物理学会から締め出させるに至らしめたのか?

 自分の本棚にあった「氷惑星の謎(高橋実著)」も丁寧に読み返してみました。結果分かりました!高橋先生の理論(仮説)は奇抜過ぎたのでした。それはちょうど[天動説]でまとまっていた学問世界で[地動説]を主張するが如きものでした。
宗教で言えばユダヤ教義で固まっている世界でキリストが破壊思想をぶちまけたようなもの。
--( 殺されるのは当たり前であった?)--

『 氷惑星仮説は抹殺されたのだ!』と納得しました。
そりゃそうでしょう、彼の仮説を受け入れた場合、地学・地球物理学・生物学・・は根本から崩れて緊急に再構築を迫られるのですから。
--( 下手に同調すれば立つ瀬がなくなる?)--

 受け入れ難い理由の幾つかを列記してみます。
(1)、プレートテクトニクスの概念をとりあえず忘れ去った所(無視した所)から氷惑星仮説がスタートしていた事。
(2)、化石は"大陸"に打ち上げられたものであって、生息していた場所とは大きく(数千キロも)離れている可能性がある!と主張された点。

まず(2)です。
(私は『マンモスが冷凍状態で発掘され、口の中に消化されない草まであった。』という発掘実績から納得できるのですが)、多くの地質学者に取っては『化石と生息場所とがかけ離れている可能性大。』なんて、到底受け入れ難いことでしょう。
--(過去200年間営々と積み重ねてきたものが、ガラガラと崩れ去る想いと地質学者さん達は闘っておられる御様子)--

(1)に関しては、少々僭越ですが、大海嶺・海膨の成立に関して高橋氏の主張に無理があるようです。
正直なところ、あそこまで主張される必要性はないのではないでしょうか?

「大陸は移動はするでしょう。高橋仮説なら(地表下40~100キロの所に溶融層があるので)より容易に大陸移動は起こり得る。」 と明言なされば、混乱は少なかったと思います。

*1)、褶曲山脈に関しては、「火傷直後の皮膚がめくれ上がっただけ。」

*2)、大海膨に関しては、「めくれて出来た隙間から赤い皮膚が見えて来た。それが1~2億年かけて広がって来た痕跡。」
ぐらいに留めておかれるのが良かったでしょう。

 1975年頃(大阪万博の頃)が氷惑星がセンセーショナルにもてはやされた時期でしたが、1980年6月に「直径10Kmの小惑星が地球に衝突して恐竜が絶滅したらしい」という衝撃的ニュースで、「氷惑星」は葬り去られた感があります。--(これ幸いと取って代わられた模様です)--

 以降、相変わらず、「ヒマラヤ山脈はマントル対流で造られた」とか
「プルームという大きな対流が大陸を動かし続けている」とかいう理屈がまかり通っている様子です。
 これぞスーパープルームだ!という地震トモグラフィー写真も見ましたが、ちょっと流体力学や無次元解析をかじった人なら"レイノルズ数"を持ち出すまでもなく、一見して「プリューム現象では無い!」と分かるものなのですが、。

 そうは言っても、様々な分野の多くの研究者が地道な研究をされて来ておられるので、参考になる(大いに参考にすべき)結果も多々あります。
例えばミランコビッチサイクルと最近40万年間の気候変動との対応 とか、地震波トモグラフィー写真などなど。

 これら、新たに発見された”信頼できる事象”との対応を組み入れた氷惑星理論の再提示が必要とされる時期に来ているのではないかと思います。

とは言っても、大き過ぎて(当たり前過ぎて)目に入らない証拠がごろごろしています。
[サハラ砂漠の大量の細かい砂]、[大陸棚の堆積物]、[壮大なヒマラヤ大褶曲山脈の地層の波打ち方]・・・

 見えない地球の中の理屈(マントル対流議論)の前に、鳥取砂丘にでも行ってサハラ砂漠の大量(広範囲)の砂のことを瞑想する方が はるかに建設的ではないかな、と思う今日この頃です。

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