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2012年1月13日 (金)

E09、地向斜の矛盾、プレートテクトニクスの矛盾

灼熱の氷惑星殿へ、・・・地向斜という仮説は退けられた様子ですが、スーパープルーム・プルームテクトニクス理論には、まだ無理があるように感じられます。今日はこれら過去の議論をすることで、物事の考え方を整理してみます。

Photo

地向斜に関しては、私が中学生の頃読んだ記載内容から変化していないようです。 この絵は、「地球って何だろう(鈴木宇耕著)」より拝借させて頂きました。

地向斜 : 陸地に接する海洋地殻が何らかの理由で沈み込み、その凹みに周りから砂や泥などの堆積物が厚く溜まる大きな盆地のことです。

この盆地へ堆積物がどんどん加わりますと、地向斜は下に沈み、ついには、盆地の最も深い場所での圧力や温度が高くなってしまいます。

すると、そこの岩石は溶けはじめ、火山活動が起こり、盆地深部は逆に上昇して山が出来る(とあります)。

現在はこの仮説は否定され、次に話すプレートテクトニクスに取り代っていますが、中学校理科的に考えても、「地向斜の仮説」はおかしい話でした。

 マントル物質よりも比重の軽い堆積物が溜まってその重さで地殻の底が下がって行った(無理1)。
 流動性を持った物質を押しのけて底が下がっていったのなら 温度や圧力が段々上がってくると 底の下がるスピードが遅くなる、あるいは、下がらなくなることはあっても、堆積層を押し上げる力は発生することにはならないはず なのに、大きく押し上げて造山帯を造る(無理2)
 としている事でした。

Photo_2

それに対して「プレートの沈み込み思想」は一応理にかなっていて、日本列島のようなローカル地質構造ではありえるように思えます。

但し、ヒマラヤ山脈の上に火山があるわけではなく、大きく横倒しになった大きくて面々と続く褶曲山脈がヒマラヤ!という事実に矛盾しています。

海洋プレートは大陸プレートの下に潜り込んで行ってはいますが、「付加体」の部分を8000メートルの高みにまで押し上げるという力は発生し得ないのではないか、という中学生の素朴な疑問には答えられていないようです。

 更に海洋プレートを動かしているのは、スーパープルームとのことですが、もしスーパープルームみたいな力(圧力)があるなら、造山帯を無理して押し上げなくても、海底の割れた場所(中央海嶺の場所)に、ハワイ島を連ねたような超大山脈 が形成されても良さそうに思うのです。

 ヒマラヤ山脈のような大褶曲山脈は、堆積層の更にその上から何か強大なもので押さえて置きつつ、横方向から強烈・急激に押し付けて初めて出来る--(10mの反物(着物の下布)を数十枚重ねて置いてから、それを上から少し抑えつつ、半分の5mに圧縮していった時のような形状)-- と、素朴な中学生は体験上理解しているのですが、如何でしょうか?

Photo_4

この写真は、若田さんが国際宇宙ステーションから撮影されたものです。(朝日新聞の一面記事)

千島列島の火山が噴火した瞬間の写真であり、キノコ雲が立ち上っています。

プルーム現象の好例として添付させて頂きました。

『このような上昇流が地下2900Kmの深さからマントル内を立ち上って来て、地殻をスポット的に暖めていているのがホットスポットであって、現在のハワイ島を大きく成長させつつある。』

と、私は考えています。

地球の大きさと比較するなら、仏壇で立ち昇る 「線香の煙」 のようなもの(細さ:スポット的)だろうなと想像できますね。

   2009年 7月 8日  大山宏

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