« スケーリングについて-3【小人の国では ぬれ鼠だらけ?】 | トップページ | スケーリングについて-5【まとめ】 »

2012年6月21日 (木)

スケーリングについて-4【星は何故 球形?、世界観をも】

 以上、小人の国での変わった現象、【水にぬれた場合】【熱の問題】についてであったが、物理学上ではどんな問題があるだろうか?

 建造物の強さ = K【L^2】:断面積に比例する耐久力
 建造物の荷重 = k【L^3】
と、前に述べたと同じ関係となるから、とても高さ1万メートルの建造物は出来ないし、例え重力の及ばない宇宙空間に建築したとしても、それ自体の万有引力で内部に崩れてしまうだろう。

 天体に於いて、惑星あたりが最も簡単な形である球形を保っているのは、この理由による。
運動している場合は別として、全て重力が支配的となる。

 太陽の活動も重力で考え計算すれば、中心部分の温度が約2000万度であると推定出来、原子核反応が行われ、どの程度のエネルギーが放出されるか、
何年持続するかも、一応計算出来る。詳しくはガモフの「太陽の・・・」を見て下さい。

 惑星位の大きさでは  重力が支配的、
 小人やハエや”霧”などでは、表面の効果が支配的、
 もっと小さくなると  表面は凹凸で分からなくなる。
 原子の世界では、電気的引力、核内の引力が大きく支配する

物理学で研究する場合、
 物理量の大きさの程度を決めると共に、
 スケーリングの考察が必要となってくる。

 今までの物理学で思いがけない発見がなされた訳は、
1)、並み外れたバカでかい実験装置を造ったことによる。
2)、超高速、微速、超高温、極低温と並外れた状態に興味を持ったため。
普通では余り目立たないことでも極端な状態にすると 判然と現れることによる。

 人類の作り得る限界は、人間の世界観に支配されます。
身長の1万倍から、1万分の1までを越えない物理学では、宇宙から原子の世界まで覗くことが出来、その結果、人間の世界観をも、より大きくしている。

-- ( まとめ に続く ) --

|

« スケーリングについて-3【小人の国では ぬれ鼠だらけ?】 | トップページ | スケーリングについて-5【まとめ】 »

z 「新 ガリバー旅行記」」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: スケーリングについて-4【星は何故 球形?、世界観をも】:

« スケーリングについて-3【小人の国では ぬれ鼠だらけ?】 | トップページ | スケーリングについて-5【まとめ】 »