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2014年8月16日 (土)

H29、バベルの塔事件はまるで他人事?

 何に関心を持って、創世記を筆読しているのかと改めて言えば、「時間/歳/年の関係を(科学の目で)改めて追いかけたかったから」、なのでした。次の章にてバベルの塔事件が起こり、そこに年代を示唆する歳が再び出て来ます。

創世記第11章から
【 全地は同じ発音、同じ言葉であった。時に人々は東に移り、シナルの地に平野を得て、そこに住んだ。彼らは互いに言った、「さあ、れんがを造って、よく焼こう」。こうして彼らは石の代わりに、れんがを得、しっくいの代りに、アスファルトを得た。彼らはまた言った、「さあ、町と塔とを建てて、その頂きを天に届かせよう。そしてわれわれは名を上げて、全地のおもてに散るのを免れよう」。】
【 時に主は下って、人の子たちの建てる町と塔とを見て、言われた、「民は一つで、みな同じ言葉である。彼らはすでにこの事をしはじめた。彼らがしようとする事は、もはや何事もとどめえないであろう。さあ、われわれは下って行って、そこで彼らの言葉を乱し、互いに言葉が通じないようにしよう」。】

 ここで再度、われわれは という複数形のカミ(G.)表現が出て来ました。名前の付けられない唯一神ではないことが分かります。子神様か孫神様かは不明ですが、〔キリスト宇宙人説〕なんかも、こんな辺りからも出て来そうな記述{われわれ}表現なのです。

【 こうして主が彼らのをそこから全地のおもてに散らされたので、彼らは町を建てるのをやめた。これによってその町の名はバベルとよばれた。主がそこで全地の言葉を乱されたからである。主はそこから彼らを全地のおもてに散らされた。】

 ものすごい大事件であったにも関わらず、簡単な記述で済まされているのが気になります。うがった見方ですが、まるで他人事のような書き方です。この文章を書いているのは、一体誰なんでしょうか? 気になりますね。

【 セムの系図は次のとおりである。
セムは百歳になって洪水のニ年後にアルバクサデを生んだ。セムアルバクサデを生んで後、五百年生きて、男子と女子を生んだ。
アルバクサデは三十五歳になってシラを生んだ。アルバクサデはシラを生んで後、四百三年生きて、男子と女子を生んだ。
シラは三十歳になってエベルを生んだ。シラエベルを生んで後、四百三年生きて、男子と女子を生んだ。
エベルは三十四歳になってペレグを生んだ。エベルはペレグを生んで後、四百三十年生きて、男子と女子を生んだ。
ペレグは三十歳になってリウを生んだ。
ペレグリウを生んで後、二百九年生きて、男子と女子を生んだ。
リウは32歳になってセルグを生んだ。リウセルグを生んで後、二百七年生きて、男子と女子を生んだ。
セルグは三十歳になってナホルを生んだ。セルグナホルを生んで後、二百年生きて、男子と女子を生んだ。
ナホルは二十九歳になってテラを生んだ。ナホルテラを生んだ後、百十九年生きて、男子と女子を生んだ。
テラは七十歳になってアブラムナホルおよびハランを生んだ。
テラの系図は次のとおりである。
テラアブラム、ナホルおよびハランを生み、ハランロトを生んだ。ハランは父テラにさきだって、その生まれた地、カルデヤのウルで死んだ。

 アブラムナホルは妻をめとった。アブラムの妻の名はサライといい、ナホルの妻の名はミルカといってハランの娘である。ハランミルカの父、またイスカの父である。サライはうまずめで、子がなかった。
テラはその子アブラムと、ハランの子である孫ロトと、子アブラムの妻である娘サライとを連れて、カナンの地へ行こうとカルデヤのウルを出たが、ハランに着いてそこに住んだ。
テラの年は二百五歳であった。テラはハランで死んだ。】

 ここまで読み進めてみて初めて、「バベルの塔」や「言葉を乱された」という重大事変が、後のユダヤ人に取っては他人事であって、事件を主文に挿入(借用)する形で取り込まれていることが分かって来た。

 ノアとその子孫たちに取っては、他の生き残り民族の繁栄が腹立たしかったのであろう。
それが、「カナンの地はのろわれよ。彼はそのしもべとなって、その兄弟たちに仕える。・・・」
のノアの言葉に表されていたものと、納得できました。
それはともかくとして、
後にアブラハムと呼び名が変わるアブラムが生まれて来ました。
 ソドムとゴモラ滅亡から逃れ、脱出するロトも生まれて来ました。
  ここで一旦、歳年記述をまとめて置きましょう。

セムは100歳になって洪水のニ年後にアルバクサデを生んだ後、500年間生きた。
アルバクサデは35歳でシラを生んで後、403年間生きた。
シラは 30歳になってエベルを生んだ後、403年間生きた。
エベルは34歳になってペレグを生んで後、430年間生きた。
ペレグは30歳になってリウを生んだ後、209年間生きた。
リウは32歳になってセルグを生んだ後、207年間生きた。
セルグは30歳になってナホルを生んだ後、200年間生きた。
ナホルは29歳になってテラを生んだ後、119年間生きた。
テラは 70歳になってアブラムナホル、ハランを生んだ。テラは二百五歳で死亡。

洪水以降、アブラムが生まれるまでの歳年は、
2+35+30+34+30+32+30+29+70=292歳年
洪水の起こったのが、ノア600歳の時であり、アダム紀元で1656歳年でした。130+105+90+70+65+162+65+187+182+600=1656歳年(第89話)
これを加えると、アブラムが生まれたのは、アダム紀元後、1948歳年?

 少しつじつまが合わないような気もしますが、ソドムとゴモラのロト脱出の話に進んでみましょう。
着眼点は、「いつの時から、歳≒年という扱いに移行したか」という点です。

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