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2014年8月15日 (金)

H28、契約とは、条件付きの約束/宣言

 創世記 第九章 ~
【 神はノアとその子らとを祝福して彼らに言われた、「生めよふえよ、地に満ちよ。地のすべての獣、空のすべての鳥、地に這うすべてのもの、海のすべての魚は恐れおののいて、あなたがたの支配に服し、すべて動くものはあなたがたの食物となるであろう。 さきに青草をあなたがたに与えたように、わたしはこれらのものを皆あなたがたに与える。 しかし肉を、その命である血のままで、食べてはならない。
 あなたがたの命の血を流すものには、報復するであろう。いかなる獣にも報復する。兄弟である人にも、わたしは人の命のために、報復するであろう。
  人の血を流す者は、人に血を流される、
  神が自分のかたちに人を造られたゆえに。
  あなたがたは、生めよ、ふえよ、
  地に群がり、地の上にふえよ」。】

エホバの証人さんは、この辺りの文章をもって輸血を拒まれておられる模様です。イエス・キリスト誕生・復活以降2000年後の今日でも、この条件付き約束が維持され続けているとするのには、少々無理があるようにも感じます。

【神はノア及び共にいる子らに言われた、「わたしはあなたがたの後の子孫と契約をたてる。 またあなたがたと共にいるすべての生き物、あなたがたと共にいる鳥、家畜、地のすべての獣、すなわち、すべて箱舟から出たものは、地のすべての獣にいたるまで、わたしはそれと契約を立てよう。 わたしがあなたがたと立てるこの契約により、すべて肉なる者は もはや洪水によって滅ぼされることはなく、また地を滅ぼす洪水は、再び起こらないであろう。 さらに神は言われた、「これはわたしと、あなたがたと共にいるすべての生き物との間に代々かぎりなく、わたしが立てる契約のしるしである。
 すなわち、わたしは雲の中に、虹を置く。これがわたしと地との間の契約のしるしとなる。わたしが雲を地の上に起こすとき、にじは雲の中に現れる。 こうして、わたしは、わたしとあなたがた、及びすべて肉なるあらゆる生き物との間に立てた契約を思い起こすゆえ、水はふたたび、すべて肉なる者を滅ぼす洪水とはならない。 にじが雲の中に現れるとき、わたしはこれを見て、神が地上にあるすべて肉なるあらゆる生き物との間に立てた永遠の契約を思いおこすであろう」。そして神はノアに言われた、「これがわたしと地にあるすべて肉なるものとの間に、わたしが立てた契約のしるしである」。】

 しつこく繰り返されてはいますが、名前の付けられないカミ(G.)とは違う神様のような匂いが漂って来ます。 何処かの生き残り部族に話されたことかもしれません。ノアに言われたにしては内容が文学的なイメージが強すぎるように感じるのは私だけでしょうか?

【箱舟から出たノアの子らはセム、ハム、ヤペテであった。ハムカナンの父である。この三人はノアの子らで、全地の民は彼らから出て、広がったのである。】

 ここまで読むと、第九章以降とそれ以前の章との間に、大きなギャップがあるのに気が付きます。 すなわち、これまでの章は、地球規模の話であったのに、第九章以降は、ノアが漂着した辺りの地域(中東地域)だけが世界である との認識で話が進んでいる。
他の地域には、数千人単位の生き残り部族(7部族)がいたであろうし、アダム長男カインの生き残りも何処かに生き残っているはずなのですが、もう忘れられている。
 全能の神様が彼らの事を忘れているはずはありません。
 高校世界史の参考書には、メソポタミアの最古の文化(シュメール人の文化)紹介記事として、ギルガメシュ英雄叙事詩:「伝説のウルク王ギルガメシュを中心とした3000年に及ぶ一大叙事詩。この中にある洪水説話は、旧約聖書の「ノアの箱舟」の話と非常に良く似ている。」が紹介されています。
 旧約聖書がユダヤ人の手によって書かれるズーッと以前にこのギルガメシュ英雄叙事詩が書かれていた。『それを参考にしつつ洪水伝説は書かれたらしい』という考古学の考察には、説得力があります。
 それはともかく、これ以降は、中近東が世界であり、ユダヤ人の正統性を主張しつつ、歴史が記録されていく事を頭に置いて置きましょう。
 以降は、ノアの600.35歳を特別長寿を除くと、人の寿命は120年(Max)に激減している様子です。

【さてノアは農夫となり、ぶどう畑をつくり始めたが、かれはぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。カナンの父ハムは父の裸を見て、外にいる二人の兄弟に告げた。 セムヤペテとは着物を取って、肩にかけ、後ろ向きに歩み寄って、父の裸をおおい、顔をそむけて父の裸を見なかった。やがてノアは酔いがさめて、末の子が彼にした事を知ったとき、彼は言った。
  「カナンはのろわれよ。
  彼はしもべのしもべとなって、その兄弟たちに仕える」。
また言った、
  「セムの神、主はほむべきかな、
  カナンはそのしもべとなれ。
  神はヤペテを大いならしめ、
  セムの天幕に彼を住まわせられるように。
  カナンはそのしもべとなれ」。】

 ノアは実際にこの言葉を発したのであろう。しかし、それにしても不可解な(呪いの)言葉のように感じられます。カミ(G )が発したならともかく、あの敬虔であったノア の言葉とはとても信じがたい。それをあえてそのまま記録として残した意味(理由)は何であったろうか?
 それを思いつつ、読み進んでみましょう。

ノアは洪水の後、なお350年生きた。ノアの年(とし)は(小数点表示で)600.35歳であった。〔60万0350年〕。そして彼は死んだ。】

創世記 第10章~
 ノアの子セムハムヤペテの系図は次のとおりである。洪水の後、彼らに子が生まれた。 ヤペテの子孫はゴメル、マゴグ、マダイ、ヤワン、トバル、メセクテラスであった。
ゴメルの子孫はアシケナズ、リパテ、トガルマ
ヤワンの子孫はエリシャ、タルシシ、キッテム、ドダニムであった。これらから海沿いの地の国民が分かれて、おのおのその土地におり、その言語にしたがい、その氏族にしたがって、その国々に住んだ。

 ハムの子孫はクシミツライム、ブテ、カナンであった。
クシの子孫はセバ、ハビラ、サブタ、ラアマ、サブテカであり、
ラアマの子孫はシバデダンであった。
クシの子は、ニムロデであって、このニムロデは世の権力者となった最初の人である。 彼は主の前に力ある狩猟者であった。 これから「主の前に力ある狩猟者ニムロデのごとし」ということわざが起こった。
彼の国は最初シナルの地にあるバベル、エレク、アカデ、カルネであった。彼はその地からアッスリヤに出て、ニネベ、レホボタイリ、カラ、およびニネベとカラとの間にある大いなる町レセンを建てた。
 ミツライムからルデ族、カスル族、カツトシ族、レハビ族、パテロス族、カルス族、カツトリ族が出た。
カツトリ族から ぺリシテ族が出た。

 カナンからその長子シドンが出て、また、ヘテが出た。
その他エブスびと、アモリびと、ギルガシびと、ヒビびと、アルキびと、セニびと、アルワデびと、ゼマリびと、アマテびと、ハマテびとが出た。
後になって、カナンびとの氏族がひろがった。カナンびとの境はシドンからダラケルを経てガザに至り、ソドム、ゴモラ、アデマ、ゼボイムを経て、レシャに及んだ。これらはハムの子孫であって、その氏族とその言語とにしたがって、その土地と、その国々にいた。

 セムにも子が生まれた。セムエバルのすべての子孫の先祖であって、ヤペテの兄であった。セムの子孫はエラム、アシュル、アルパクサデ、ルデ、アラムであった。
アラムの子孫はウツ、ホル、ゲテル、マシであった。
アルバクサデの子はシラ、シラの子はエベルである。エベルに2人の子が生まれた。そのひとりの名をベレグといった。これは彼の代に地の民が分かれたからである。その弟の名をヨクタンといった。
ヨクタンアルモデ、シャレフ、ハザルマウテ、エラハドラム、ウザル、デクラ、オバル、アビマエル、シバ、オフル、ハビラ、ヨバブが生まれた。
これらは皆ヨクタンの子であった。かれが住んだ所はメシャから東の山地セバルに及んだ。 これらはセムの子孫であって、その氏族とその言語とにしたがって、その土地と、その国々にいた。

 これらはノアの子らの氏族であって、血統にしたがって国々に住んでいたが、洪水の後、これらから地上の諸国民が分かれた のである。

長い引用でしたが、ここまでが第10章です。ノアの箱舟に乗り合わせたのは、セム、ハムヤペテとその妻たち3家族であって、その後の系図が詳細に書かれています。
但し、この10章には、年とか歳とかの記述は出て来ておらず、第11章のバベルの塔事件へと場面が移っていってます。

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