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2014年9月 4日 (木)

「石橋を叩いても渡らない」人々

 エボラ出血熱報道を聴きながら、ふと宏は、6-7年前のシニア海外協力隊のことを思い出した。
実際に参加した訳ではなくて、応募したが最終審査で落選したという、様にならない結果でした。
 物語としてさて、何から話しはじめましょうか?
まずは〔応募地域の絞り込み〕…これは私の場合はっきりしていました。
                     アフリカ大陸にあるいずれかの国。
 『何故、アフリカか?』
それはヘンリー・モルトン・スタンレーが訪れた地であり、かつ、シュバイツァー博士や野口英世が献身した地だったからでした。

 募集地域を調べ、セネガルに希望国を定めて、A4用紙一枚の完璧な書類を作成しました(大山宏は完璧主義者ですから抜かりはありません)。
健康診断書を添付する必要がありました。
2万円ちょっと掛かりましたが近くの病院で久々の検査です。
 医者嫌い・薬嫌いの宏が病院に足を運んだのです。

 一次の書類審査はパスしました。但し、精密検査書類の提出が条件でした。
胃カメラを飲まなければならない。『仕方ない』と覚悟を決めて、また病院へ足を運ぶ。
ピロリが検出されました。便に血が混じっています」
「先生、アフリカにボランティアに行きたいのです。検査結果に書かないでくれませんか」
「見つかった事を書かない訳にはいきません」「…」との押し問答の後、密封書類を手渡された。
 二次審査結果も無事パス。但し強烈な条件が付いたた。
最終審査には「ピロリ菌排除と血便の原因を取り除いた証明書」を持参する事。
大変なことになった。
 大腸からポリープを取り除く入院手術は2週間で済んだ。
  ピロリ菌除去には数か月かかる。最終審査の日には間に合わない。

 最終審査は筆記試験から始まり、英会話面接で終わる。
                       まずまずの出来であった。
2週間後に届いた結果は「D評価:貴方を海外には派遣できません。」であった。

 アフリカでのボランティアの夢は消えてなくなった。
聞くところによると、「日本からの海外ボランティア資金提供は世界一だそうだけど、「身体を海外に移しての献身者の数では韓国の半分以下」だそうだ。
 『 さもありなん 』と宏は思った。

“石橋を叩いて渡る”という諺(ことわざ)があるが、日本人のほとんどは、
“石橋を何度も叩いても、渡らない”ということを実行しているのですからね。
ある程度の危険は覚悟して行動を起こさないと結局、世界の笑い者となる。
エボラ出血熱騒動をテレビで見ながら、宏はそんなことを思い出していた。

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