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2015年3月15日 (日)

マ5、会堂司ヤイロの娘の蘇生事件と長血の女が治った事件

【 イエスがまた舟で向こう岸へ渡られると、大勢の群集がみもとに集まってきた。イエスは海辺におられた。そこへ、会堂司のひとりであるヤイロという者が来て、イエスを見かける
と、その足もとにひれ伏し、しきりに願って言った、
「私の幼い娘が死にかかっています。どうぞ、その子が治って助かりますように、おいでになって、手をおいてやって下さい」。
 そこで、イエスは彼と一緒に出かけられた。大勢の群集もイエスに押し迫りながら、ついて行った。】
・・・ 会堂司のヤイロの娘が死に掛かっているというので、そこに出かけている、という第一幕です。そこに向かっている途中で、ハップニングが起こります。・・・

【 さてここに、12年間も長血をわずらっている女がいた。
多くの医者にかかって、散々苦しめられ、その持ち物をみな
費やしてしまったが、何の甲斐もないばかりか、かえって
ますます悪くなる一方であった。 この女がイエスのことを
聞いて、群集の中にまぎれ込み、うしろから、み衣に触った。
 それは、せめて、み衣にでも触れば、治して頂けるだろう
と、思っていたからである。すると、血の元が直ぐに乾き、
女は病気が治ったことを、その身に感じた。
 イエスはすぐ、自分の内から力が出て行ったことに気づ
かれて、群集の中で振り向き、「私の着物に触ったのは誰か」
と言われた。 そこで弟子達が言った「ご覧の通り、群集が
あなたに押し迫っていますのに、誰が触ったかと、おっしゃるの
ですか」。 しかし、イエスは触ったものを見つけようとして、見ま
わしておられた。 その女は自分の身に起こったことを知って、
恐れおののきながら進み出て、みまえにひれ伏して、全て
ありのままを申しあげた。 イエスはその女に言われた、「娘よ、
貴女の信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。
すっかり治って、達者でいなさい」。】
・・・ 作り話ではないのが、読んでいて伝わって来ます。
  イエスは凄い霊感の持ち主ですね、自分の衣に誰かが触り
自分の霊力が一部身体から抜け出たのを感じ、それを探される
のですから。 長血とは、女の人の生理の血が止まらない病気
 のことだそうですが、それが、たちどころに治ったらしい。
 訳が解かって、イエスも彼女に「良かったね」と言われたので
   ハップニングは一件落着しました。 しかし、

【 イエスが、まだ話しておられるうちに、会堂司の家から人々が
来て言った、「貴方の娘は亡くなりました。このうえ、先生を煩わす
には及びますまい」。 イエスはその話している言葉を聞き流して、
会堂司に言われた、「恐れることはない。ただ信じなさい」。そして、
ペテロ、ヤコブ、ヤコブの兄弟ヨハネのほかは、ついて来ることを、
誰にもお許しにならなかった。
 彼らが会堂司の家に着くと、イエスは人々が大声で泣いたり、
叫んだりして、騒いでいるのをごらんになり、内にはいって、彼ら
に言われた、「何故、泣き騒いでいるのか。子供は死んだのでは
ない。 眠っているだけである」。
 人々はイエスをあざ笑った。しかし、イエスはみんなの者を外に
出し、子供の父母と供の者達だけを連れて、子供のいる所にはい
って行かれた。そして子供の手を取って、「タリタ、クミ」と言われた。
それは、「少女よ、さあ、起きなさい」という意味である。すると少女
は直ぐに起き上がって、歩き出した。12歳にもなっていたからであ
る。 彼らはたちまち非常な驚きに打たれた。
イエスは、誰にもこの事をもらすなと、厳しく彼らに命じ、また、
               少女に食物を与えるようにと言われた。】
・・・ 感動的な実に良い話でしょう。 これ作り話としてしまうには
、  余りに、真実味があり過ぎるのです。 他の3つの福音書にも、
この記事は書かれています。
  手塚治虫の「ブッダ」という漫画の中に、死人をよみがえらせる
というお話しがありますが、2600年前のお釈迦様の時代にも、
似たようなことをされたことが、仏典にあるのでしょう。 あるいは、
手塚治虫が、「ブッダ」を執筆(創作)するにあたり、聖書のヤイロ
の「娘がよみがえった」という話にヒントを得て、「ブッダ」の話に
取り込んだ可能性も否定できません。 既に手塚治虫は亡くなっ
ていますので、真相は確かめようがありませんが、。
マルコによる福音書 【第六章】
【 イエスはそこを去って、郷里に行かれたが、弟子達も従って
行った。そして、安息日になったので、会堂で教えられはじめた。
 それを聞いた多くの人々は、驚いて言った、「この人は、これら
のことをどこで習ってきたのか。また、この人の授かった知恵は
どうだろう。このような力あるわざがその手で行われているのは
、どうしてか。この人は大工ではないか。マリヤの息子で、
ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。またその姉妹達
も、ここに私達と一緒にいるではないか」。
 こうして彼らはイエスにつまずいた。イエスは言われた、
預言者は、自分の郷里、親族、家以外では、どこででも敬わ
れないことはない
」。
 そして、そこでは力あるわざを一つもすることが出来ず、
ただ少数の病人に手をおいて癒されただけであった。
そして、彼らの不信仰を驚き怪しまれた。】
・・・ 預言者は郷里では、敬われない ・・・
  これは、何処の国でも、共通する話でしょう。小さい頃の事
  を、詳細に見ているのですから。 
  『 成長した現在の姿を見て欲しい 』と、
               イエスも思われたことでしょうね。

【 それからイエスは附近の村々を巡り歩いて教えられた。
また12弟子を呼び寄せ、ふたりずつ遣わすことにして、
彼らにけがれた霊を制する権威を与え、また旅のために、
つえ一本のほかには何も持たないように、パンも、袋も、
帯の中に銭も持たず
、ただわらじをはくだけで、下着も2枚
は着ないように命じられた。そして彼らに言われた、
「何処へ行っても、家に入ったなら、その土地を去るまでは、
そこに留まっていなさい。また貴方がたを迎えず、貴方がた
の話を聞きもしない所があったなら、そこから出て行くとき、
彼らに対する抗議のしるしに、足の裏のちりを払い落としな
さい」。
そこで、彼らは出て行って、悔改めを宣べ伝え、多くの悪霊
を追い出し、大勢の病人に油を塗って癒した。】
・・・ これも、実に分かりやすい話しですね、筋道が通って
   いますし、 宗教指導者としても、実に適切な行為です。
      仏教ではこれらの人々を、「修行僧」と呼びます。

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