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2015年3月26日 (木)

ル1、「ルカによる福音書」にて奇蹟・奇跡を整理

今日からは、「ルカによる福音書」にて、奇蹟の数々の整理
                      をしておきましょう。
【第1章】
【 私達の間に成就された出来事を、最初から親しく見た人々
であって、御言に仕えた人々が伝えた通り、物語を書き連ね
ようと、多くの人々が手を着けましたが、テオピオ閣下よ、
私も全ての事を初めから 詳しく調べて いますので、ここに、
それを順序正しく書きつづって、閣下に献じることにしました。
既に、お聞きになっている事が確実であることを、これによっ
          て、十分に知って頂きたいためであります。】
・・・ この書き始めでも分かるように、これは調査報告書です。
  口コミで広がったイエスの言動行動は、四方八方に物凄い
スピードで周囲に伝播しているのですが、ある時点,ある場所
 にいて、目撃した人でさえ、数10人~数百人、数千人もいて、
微妙なずれは勿論、話に尾ひれが付いて来るのはいた仕方
ありません。
 これらをルカは懇切丁寧に、詳しく調べて閣下に報告してい
るのでした。 彼は役人なのですね。 公文書らしいですが、
科学的な観点に立っていて、「マルコ書」と同様に、読み易い
です。 ・・・

【 ユダヤの王ヘロデの世に、アビヤの祭司で名をザカリヤと
いう者がいた。その妻はアロン家の娘の一人で、名をエリザ
ベツといった。ふたりとも神のみ前に正しい人であって、
    主の戒めと定めとを、みな落度なく行っていた。
 ところが、エリザベツは不妊の女であったため、彼らには子
がなく、そしてふたりともすでに年老いていた。
 さて、ザカリヤは、その組が当番になり神の御前に祭司の
務めをしていたとき、祭司職の慣例に従って、くじを引いた
ところ、主の聖所に入って香をたくことになった。 
   香をたいている間、多くの民衆はみな外で祈っていた。
 すると主の御使(みつかい)が現れて、香壇の右に立った。
ザカリヤはこれを見て、おじ惑い、恐怖の念に襲われた。
 そこで御使が彼に言った、
「恐れるな、ザカリヤよ、貴方の祈りが聞き入れられたのだ。
貴方の妻エリザベツは男の子を産むであろう。その子の名前
ヨハネと名づけなさい。彼は貴方に喜びと楽しみとをもたら
し、多くの人々もその誕生を喜ぶであろう。彼は主の御前に
大いなる者となり、ぶどう酒や強い酒を一切飲まず、
母の胎内にいる時からすでに精霊に満たされており、そして、
イスラエルの多くの子らを、主なる彼らの神に立ち帰らせるで
あろう。 彼はエリヤの霊と力とをもって、御前に先立って行き
、父の心を子に向けさせ、逆らう者に義人の思いを持たせて、
          整えられた民を主に備えるであろう」。】
・・・ 早速、御使の登場ですが、これはバプテスマのヨハネ
の誕生前の経緯です。この文章を見る限り、作り話ではなさ
       そうです。(少なくとも不自然さは感じられません)。
【 するとザカリヤは御使に言った、「どうしてそんな事が、私
に分るでしょうか。私は老人ですし、妻も年をとっています」。
 御使が答えて言った、「私は神の御前に立つガブリエル
あって、この喜ばしい知らせを貴方に語り伝えるために、
遣わされたものである。時が来れば成就する私の言葉を信じ
なかったから、貴方はおしになり、この事の起こる日まで、
ものが言えなくなる」。
 民衆はザカリヤを待っていたので、彼が聖所内で暇取って
いるのを不思議に思っていた。
 ついに彼は出てきたが、物が言えなかったので、人々は彼
が聖所内で幻(まぼろし)を見たのだと悟った。 彼は彼らに
合図をするだけで、引き続き、おしのままでいた。
それから務(つとめ)の期日が終ったので、家に帰った。
 そののち、妻エリザベツはみごもり、五ヶ月の間、引きこも
っていたが、「主は、私を心にかけて下さって、人々の間から
私の恥を取り除くために、こうして下さいました」と言った。】

・・・ 科学の発達により、21世紀の現代では、そういう事:
 「老人になってから子供が出来る」事もありえる(否定でき
 ない)と解かってきました。 御使が、天からの使者であっ
 ても(あるいは宇宙人であっても)、この位の技術は持って
 いるであろう」と思われます。文章は極自然であり、多くの
 証人もいるのですから、素直に事実として受け入れましょう。

【六ヶ月目に、御使ガブリエルが、神から遣わされて、ナザレ
というガリラヤの町の一処女のもとにきた。 この処女は
ダビデの家の出であるヨセフという人のいいなづけになって
いて、名をマリヤといった。
 御使がマリヤのところに来て言った、「恵まれた女よ、
         おめでとう、主があなたと共におられます」。 
 この言葉にマリヤはひどく胸騒ぎがして、この挨拶は何の
事だろうかと、思い巡らしていた。 すると御使が言った、
「恐れるな、マリヤよ、あなたは神からめぐみを頂いている
のです。見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。
 その子をイエスと名づけなさい。 彼は大いなる者となり、
いと高き者の子と、唱えられるでしょう。そして、主なる神は
彼に父ダビデの王座をお与えになり、彼はとこしえにヤコブ
      の家を支配し、その支配は限りなく続くでしょう」。
 そこでマリヤは御使に言った、
「どうして、そんな事があり得ましょうか。私にはまだ夫が
   ありませんのに」。 御使が答えて言った、
「精霊があなたに臨み、いと高き者の力があなたをおおう
でしょう。それゆえに、生まれ出る子は聖なるものであり、
神の子と、称えられるでしょう。
 あなたの親族エリザベツも老年ながら子を宿しています。
不妊の女といわれていたのに、はや六ヶ月になっています。
 神には何でも、出来ないことはありません」。
 そこでマリヤが言った、「わたしは主のはしためです。
お言葉どおり、この身になりますように」。
          そして御使は彼女から離れていった。】
・・・ 歴史的に議論が絶えなかった受胎告知の場面です
  が、この「ルカによる福音書」を見る限り、極自然に記述
  されています。
 私の母校広島大学の有名な哲学の教授が、
『あれは、マリアが”誰かと”寝たんだよ』という発言をして、
心ある学生のひんしゅくを買うということがありました。
 あの哲学の先生は、この「ルカ書」を恐らく読んでいらっしゃら
なかったのでしょう。 ただ、旧約聖書の初っ端には、
『人が地に増え始めて、娘たちが彼らに生まれた時,神の子達
は、人の娘たちの美しいのを見て、
自分の好む者を妻にめとった(創世記第六章)』とはっきり書い
てありますので、あながち、根拠のない論だとは言えなかった
のも事実ですが。
自然科学が進展し、体外受精なんかはお茶の子さいさい
時代です。 神の子も人(宇宙人の一種)だというのも、皆さん、
 そろそろ、認めてあげようじゃあありませんか。
【 その頃、マリヤは立って、大急ぎで山里へ向かいユダの町
に行き、ザカリヤの家に入って、エリザベツに挨拶した。
エリザベツがマリヤの挨拶を聞いたとき、その子が胎内で
おどった。
 エリザベツは精霊に満たされ、声高く叫んで言った、
「あなたは女の中で祝福された方、あなたの胎内の実も、祝福
されています。主の母上が私のところに来て下さるとは、なんと
いう光栄でしょう。 ご覧なさい。あなたの挨拶の声が私の耳に
入ったとき、子供が胎内で喜びおどりました。主のお語りになっ
たことが必ず成就すると信じた女は、なんと幸いなことでしょう」。
 するとマリヤは言った、
「私の魂は主をあがめ、私の霊は救い主なる神をたたえます。
この卑しい女をさえ、心にかけてくださいました。今から後の代々
の人々は、私を幸いな女と言うでしょう。力あるかたが、大きな事
をしてくださったからです。 そのみ名は清く、そのあわれみは、
代々限りなく、主をかしこみ恐れる者に及びます。
 主はみ腕をもって力をふるい、心の思いのおごり高ぶる者を
追い散らし、権力ある者を王座から引き降ろし、卑しい者を引き
上げ、飢えている者を良いもので飽かせ、富んでいる者を空腹
のまま帰らせなさいます。
主は、あわれみをお忘れにならず、その僕イスラエルを助けて
くださいました。 私達の父祖アブラハムとその子孫とを 
とこしえにあわれむと約束なさったとおりに」。 マリヤは、
  エリザベツの所に、三ヶ月ほど滞在してから、家に帰った。】

・・・ 当時の社会背景(精神世界)からすれば、これも極自然な
   調査報告内容となっていますね。 場景が手に取るように
                       伝わって来ますでしょ。
【 さてエリザベツは月が満ちて、男の子を産んだ。 近所の人々
や親族は、主が大きなあわれみをおかけになったことを聞いて、
共々に喜んだ。八日目になったので、幼な子に割礼をするために
人々が来て、父の名にちなんでザカリヤという名にしようとした。
 ところが、母親は、
「いいえ、ヨハネという名にしなくてはいけません」と言った。
人々は、「あなたの親族の中には、そういう名のついた者は、
ひとりもいません」と彼女に言った。 そして父親に、
 どんな名にしたいのですかと、合図で尋ねた。ザカリヤは書き板
を持ってこさせて、それに「その名はヨハネ」と書いたので、みんな
の者は不思議に思った。
 すると、たちどころにザカリヤの口が開けて舌がゆるみ、語り出
して神をほめたたえた。
 近所の人々はみな恐れをいだき、またユダヤの山里の
至るところに、これらの事がことごとく語り伝えられたので、
聞く者達は皆、それを心に留めて、「この子は、いったい、どんな
者になるのだろう」と語り合った。
          主のみ手が彼と共にあった。・・・ ・・・ ・・・
 幼な子は成長し、その霊も強くなり、
       そしてイスラエルに現れる日まで、荒野にいた。】

・・・ このバプテスマのヨハネの経緯に関しては、これ以上の説明
   が不要なほど正確な調査報告書となっています。 こんな事
  をわざわざ創作して追記したとて、事実を知っている人が周囲
  に居過ぎますから。

  明日は、第2章に入ります。

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Bible・・改悪された「ルカ書」 Corrupted History・・LUKE」カテゴリの記事

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