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2015年3月18日 (水)

マ8、律法学者の露骨な嫌がらせと悟りの悪い人々

マルコによる福音書」 第七章、5節から、通読を再開します。
【 そこで、パリサイ人と律法学者達とは、イエスに尋ねた、「何故、あなたの弟子達は昔の人の言伝えに従って歩まないで、不浄な手でパンを食べるのですか」。
イエスは言われた、「イザヤは、貴方がた偽善者について、こう書いているが、それは適切な預言である。『 この民は、口先ではわたしを敬うが、その心はわたしから遠く離れている。  人間のいましめを教えとして教え、無意味にわたしを拝んでいる。』 貴方がたは、神のいましめを差し置いて、人間の言伝えを固執している」。 また、言われた、・・・

「貴方がたは、自分達の言伝えを守るために、
よくも神のいましめを捨てたものだ。モーセは言ったではないか、
『父と母とを敬え』、また『父または母をののしる者は、必ず死に
定められる』と、それだのに、貴方がたは、もし人が父または母
に向かって、貴方に差上げるはずにこのものは、コルバン、即ち、
供え物ですと言えば、それでよしとして、その人は父母に対して、
”もう何もしないで済むのだ”と言っている。
こうして貴方がたは、自分達が受け継いだ言伝えによって、神の
言を無にしている。また、このような事をしばしば行っている。】

【 それから、イエスは再び群集を呼び寄せて言われた、
「貴方がたはみんな、私の言うことを聞いて悟るがよい。すべて、
外から人の中に入って、人をけがし得るものはない。 かえって、
 人の中から出て行くものが、人をけがす のである。
     〔 聞く耳のある者は聞くがよい〕」。
 イエスが群集を離れて家に入られると、弟子達はこの譬につい
て尋ねた。 すると言われた、
「貴方がたも、そんなに鈍いのか。全て、外から人の中に入って
来るものは、人を汚し得ないことが解からないのか。
 それは人の心の中に入っているのではなく、腹の中に入り、
そして、外に出て行くだけである」。
 イエスはこのように、どんな食物でも清い ものとされた。
更に言われた「人から出て来るもの、それが人を汚すのである。
即ち内部から、人の心の中から、悪い思いが出て来る。不品行
、盗み、殺人、姦淫、貪欲、邪悪、欺き、好色、妬み、そしり、
高慢、愚痴。 これらの悪はすべて、内部から出て来て、
                        人を汚すのである
」。】
【 さて、イエスは、そこを立ち去って、ツロの地方に行かれた。
そして、誰にも知れないように、家の中に入られたが、隠れてい
ることが出来なかった。
そして、けがれた霊に憑かれた幼い娘をもつ女が、イエスのこと
をすぐ聞きつけてきて、その足下にひれ伏した。この女は
ギリシャ人で、スロ(:シリア)フェニキヤの生まれであった。
そして、娘から悪霊を追い出して下さいと、お願いした。
イエスは女に言われた、
「まず子供達に充分食べさすべきである。子供達のパンを取っ
て小犬に投げてやるのは、よろしくない」。
 すると、女は答えて言った、「主よ、お言葉通りです。でも、
食卓の下にいる小犬でも、子供達のパンくず は、頂きます」。
そこでイエスは言われた「その言葉で充分である。お帰りなさい。
悪霊は娘から出てしまった」。 そこで女が家に帰ってみると、
その子は床の上に寝ており、悪霊は出てしまっていた。】
・・・ もう、この病気を治したり、悪霊を追い出したりする奇蹟
  に関しては、抵抗感なく読む事が出来るようになったでしょ。
【 それからイエスはまた、ツロの地方を去り、シドンを経て、
デカポリス地方を通り抜け、ガリラヤの海辺に来られた。
すると人々は、耳が聞こえず口のきけない人を、みもとに連れて
来て、手を置いてやって頂きたいとお願いした。そこで、イエスは
彼ひとりを群集の中から連れ出し、その両耳にを差し入れ、
それから、つばきでその舌を潤し、天を仰いでため息をつき、
その人に「エパタ」と言われた。これは「開けよ」という意味である。
すると彼のが開け、その舌のもつれ もすぐ解けて、はっきりと
話すようになった。
 イエスはこの事を誰にも言ってはならなぬと、人々に口止めさ
れたが、かえって益々言い広めた。
 彼らはひとかたならず驚いて言った、
 「この方のなさった事は、何もかも素晴らしい。
  耳の聞こえない者聞こえる ようにしてやり、
   口のきけない者きける ようにしておやりになった」。】
・・・PK(念力)や超能力を持っている人は古今東西で少なからず
  この世に現れてはいますが、実際に生身の身体を持ったひと
  の中には、イエスほどの人は居なかったようです。
 日本の空海も、日蓮上人も、イスラムのマホメットも、
ブッダ(お釈迦様)も、イエスと比べると相当格下の霊能力者だった
と、分かりますね。
彼らがこの能力を、自分の為に生かせば(使えば)、世界征服
  だって、可能だったように思うのですが、そのような利己主義が
  顔をもたげて来た瞬間に、その能力は失われるようなのです。
   イエスは、あくまで強烈な利他主義を主張し、今後、逆恨み
  買って、十字架に磔になっていくのです。
  これを、拡大解釈すると、『あがない行為だ』となるらしいです。

マルコ【第八章】
【 その頃、また大勢の群集が集まっていたが、何も食べる物が無
かったので、イエスは弟子達を呼び寄せて言われた、「この群集が
可哀そうである。もう三日も私と一緒にいるのに、何も食べるもの
がない。もし、彼らを空腹のまま家に帰らせるなら、途中で弱り切っ
てしまうであろう。それに、中には遠くから来ている者もある」。
 弟子達は答えて言った、
「こんな荒野で、何処からパンを手に入れて、これらの人々に充分
食べさせることが出来ましょうか」。
 イエスが弟子達に、「パンは幾つあるのか」と尋ねられると、
       弟子達は「七つあります」と答えた。
そこでイエスは群集に地にすわるように命じられた。
 そして七つのパンを取り、感謝してそれを割き、人々に配るように
弟子達に渡されると、弟子達はそれを群集に配った。
また小さい魚が少しばかりあったので、祝福して、それをも人々に
配るようにと言われた。
 彼らは食べて満腹した。そして残ったパンくずを集めると七か
 になった。人々の数はおよそ、四千であった。
それからイエスは彼らを解散させ、すぐ弟子達と共に舟に乗って、
ダルマヌタの地方へ行かれた。】
・・・ 前回とは異なる日の奇蹟ですよ、今回は、
 〔七つのパンと四千人〕であり、〔残ったパンくずは七かご〕です。

【 パリサイ人たちが出て来て、イエスを試みようとして議論を
けしかけ、天からのしるしを求めた。
 イエスは心の中で嘆息して言われた、「何故、今の時代はしるし
を求めるのだろう。よく言い聞かせておくが、しるしは今の時代に
は、決して与えられない」。】
・・・ 病気が治癒したり、パンが極端に増えたりするのは、明らか
 な しるし だと、私は思うのですが、当時の人々は感覚が麻痺
 して しまったのでしょうか。 要求がましい人達ですね。
 私が例えば宇宙人だとしても、こんな人々の前には、恐ろしくて
 姿を現したくありませんよ。散々調べまわされて殺されるのが、
   関の山でしょうからね。

【 そしてイエスは彼らを後に残し、また舟に乗って向こう岸へ
行かれた。弟子達はパンを持って来るのを忘れていたので、
舟の中にはパン一つしか持ち合わせがなかった。その時、イエス
は彼らを戒めて、「パリサイ人のパン種とヘロデにパン種とを、
よくよく警戒せよ」と言われた。弟子達は、これは自分達がパンを
持っていない為であろうと、互いに論じ合った。
 イエスはそれと知って、彼らに言われた、「なぜ、パンが無い
からだと論じ合っているのか。まだ解からないのか、悟らないの
か。貴方がたの心は鈍くなっているのか。目があっても見えない
のか。耳があっても聞こえないのか。また思い出さないのか。
 五つのパンを割いて五千人に分けたとき、拾い集めたパンくず
は、幾つのかごになったか」。
 弟子達は答えて言った「12かごです」。
七つのパンを四千人に分けたときにはパンくずを幾つのかご
に拾い集めたか」。「七かごです」と答えた。
   そこでイエスは彼らに言われた、「まだ悟らないのか」。】

【 そのうちに、彼らはベッサイダに着いた。すると人々が、ひとり
の盲人を連れてきて、さわってやって頂きたいとお願いした。
イエスはこの盲人の手を取って、村の外に連れ出し、その両方の
目につばきをつけ、両手を彼に当てて、「何か見えるか」と尋ねら
れた。 すると彼は顔を上げて言った、
「人が見えます。木のように見えます。歩いているようです」。
 それから、イエスが再び目の上に両手を当てられると、盲人は
見つめているうちに、治ってきて、全てのものがハッキリと見え
だした。そこでイエスは、
「村に入ってはいけない」と言って、彼を家に帰された。】
・・・ 物凄く、具体的であり、手を取るようにその場景が目に浮か
 んで来ます。 これが、科学的観察の記録でないとしたら、新聞
 報道も、テレビ報道も、全く信じて見聞きすることは不可能に
 なります。 皆さんは、いかがに感じられますか?

【 さて、イエスは弟子達とピロポ・カイザリヤの村々へ出掛けら
れたが、その途中で、弟子達に尋ねて言われた「人々は私を誰だ
と言っているか」。 彼らは答えて言った、
「バプテスマのヨハネだと言っています。また、エリヤだと言い、
また、預言者のひとり だと言っている者もあります」。そこで、
イエスは彼らに尋ねられた、「それでは貴方がたは私を誰だと
言うか」。 ペテロが答えて言った、
あなたこそキリストです」。するとイエスは、
自分のことを誰にも言ってはいけないと、彼らを戒められた。
 それから、人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、
律法学者達に捨てられ、また殺され、そして三日の後に、
よみがえるべきことを、彼らに教えはじめ、しかもあからさまに、
この事を話された。すると、ペテロはイエスをわきへ引き寄せて
、いさめ始めたので、イエスは振り返って、弟子達を見ながら、
ペテロを叱って言われた、
「サタンよ、引き下がれ。貴方は神のことを思わないで、
                      人のことを思っている」。】
・・・ 実に新鮮で真実味のある、迫真の舞台ですね。『ぺテロは
イエスを脇へ引き寄せて、』なんてのは目に浮かぶでしょ。

【 それから群集を弟子達と一緒に呼び寄せて、彼らに言われた
、「誰でも私に付いてきたいと思うなら、自分を捨て、自分の十字
架を負うて、私に従って来なさい。自分の命を救おうと思うものは
それを失い、私のため、また福音のために、自分の命を失う者は
、それを救うであろう。人が全世界を儲けても、自分の命を損した
ら、なんの得になろうか。 また、人はどんな代価を払って、その
命を買いもどすことが出来ようか。 邪悪で罪深いこの時代にあ
って、私と私の言葉とを恥じる者に対しては、人の子もまた、父の
栄光の内に聖なる御使い達と共に来るときに、
                    その者を恥じるであろう」。】
・・・ この〔聖なる御使い達〕の箇所を、宇宙人と置き換えても、
  ちっとも不自然ではないですね。イエスを超える超能力者
  変更しても、しかり、です。 これまでのマルコの話しの流れ
  からは、こう置き換えても、ちっとも変ではないのです。
    彼(マルコ)は、医者であり、科学者なのですから。

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B・「マルコ書」新約聖書に在る奇跡の数々。日本語1955版」カテゴリの記事

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