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2015年4月21日 (火)

使12、パウロ達のギリシャ各地で異邦人への伝道活動記

「使徒行伝」を17章まで読み進めて来て、次第にパウロの思想が明らかになって来ました。その論旨の要点を転記しておきましょう
〔1〕、手で造った宮などには(神は)住まわれる必要性が無い
    〔天地自体が神の内に存在している。〕
〔2〕、(UFOの搭乗員である宇宙人には、不足物資とか食料
   などの補給が必要かもしれないが)、神には不足はない
   ので、人の手によって仕えられる必要は全く無い
〔3〕、我々は神の内に(内包・抱擁されて)生き、動き、存在
   しているのだ。
〔4〕、すべての人/民族/国民が皆、神の子孫であり、人間の
  技巧や空想で、金や銀や石などに彫り付けたものと同じと、
   見なすべきではない
。(偶像化は間違いの元)。
〔5〕(近々に)裁きがある。その裁き人は死人の中から甦られ
    た方
であり、我々(パウロ他)は、その証人である。
 〔1〕~〔4〕は、御無理ごもっとも として、問題は〔5〕です。
「はあ、そうですか」とは言えないので、人々は、⇒ 
死人のよみがえりのことを聞くと、ある者達はあざ笑い、また
、ある者達は「この事については、いずれまた聞くことにする」
と言った。 こうして、パウロは彼らの中から出て行った。・・・ 】
 という次第でした。
  【第18章~】 ・・・

【 その後、パウロはアテネを去ってコリントへ行った。 そこでアクラというポント生まれのユダヤ人と、その妻プリスキラとに、出会った。
 クラウデオ帝が、全てのユダヤ人をローマから退去させるようにと命令したため、彼らは近頃、イタリヤから出て来たのである。 パウロは彼らのところに行ったが、互いに同業であったので、その家に住み込んで一緒に仕事をした。天幕造りがその職業であった。パウロは安息日ごとに会堂で論じては、ユダヤ人の説得に努めた。
 シラステモテが、マケドニヤから下って来てからは、パウロは御言葉を伝えることに専念し、イエスがキリストであることを、ユダヤ人達に力強くあかしした。 しかし、彼らがこれに反抗してののしり続けたので、パウロは自分の上着を振り払って、彼らに言った、「貴方がたの血は、貴方がた自身にかえれ。私には責任がない。今から私は異邦人の方に行く」。
 こう言って彼はそこを去り、テテオ・ユストという神を敬う人の家に行った。 その家は会堂と隣り合っていた。 会堂司クリスポはその家族一同と共に主を信じた。 また、多くのコリント人も、パウロの話を聞いて信じ、続々とバプテスマを受けた。
 するとある夜、幻(まぼろし)のうちに主がパウロに言われた、
「恐れるな、語り続けよ。黙っているな。あなたには、私が付いている。誰もあなたを襲って、危害を加えるようなことはない。
 この町には、私の民が大勢いる」。 パウロはヶ月の間、ここに腰をすえて、神の言を彼らの間に教え続けた。】
・・・ いよいよ、パウロの「異邦人への伝道」が始まりました。
【 ところが、ガリオがアカヤの総督であった時、ユダヤ人達は一緒になってパウロを襲い、彼を法廷に引っ張って行って訴えた、「この人は、律法に背いて神を拝むように、人々を唆(そそのか)しています」。
パウロが口を開こうとすると、ガリオはユダヤ人達に言った、「ユダヤ人諸君、何か不法行為とか、悪質の犯罪とかの事なら、私は当然、諸君の訴えを取り上げもしようが、これは諸君の言葉や律法に関する問題なのだから、諸君みずから始末するがよかろう。 私はそんな事の裁判人にはなりたくない」。 こう言って、彼らを法廷から追い払った。
 そこでみんなの者は、会堂司ソステネを引き捕え、法廷の前で打ち叩いた。ガリオはそれに対して、そ知らぬ顔をしていた。】
【 さてパウロは、なお幾日もの間、滞在した後、兄弟達に別れを告げて、シリヤへ向け出帆した。プリスキラアクラも同行した。
パウロは、かねてから、ある誓願を立てていたので、ケンクレヤで、頭を剃った
一行がエペソに着くと、パウロは(プリスキラアクラ)をそこに残しておき、自分だけ会堂に入って、ユダヤ人達と論じた。
 人々はパウロにもっと長い間、滞在するように願ったが、彼は聞き入れないで、「神の御心なら、またあなた方のところに帰って来よう。」と言って、別れを告げ、エペソから船出した。
 それから、カイザリヤで上陸してエルサレムに上り、教会に挨拶してから、アンテオケに下って行った。 そこに暫くいてから、彼はまた出掛け、ガリラヤ及びフルギヤの地方を歴訪して、すべての弟子達を力づけた。】
【 さてアレキサンデリヤ生まれで、聖書に精通し、しかも雄弁なアポロというユダヤ人が、エペソに来た。この人は主の道に通じており、また、霊に燃えてイエスもことを詳しく語ったり教えたりしていたが、まだヨハネのバプテスマしか知っていなかった。
 (アポロ)は会堂で大胆に語り始めた。それをプリスキラとアクラとが聞いて、彼を招き入れ、さらに詳しく神の道を解き聞かせた。
 それから、アポロがアカヤに渡りたいと思っていたので、兄弟達は彼を励まし、先方の弟子達に、彼をよく迎えるようにと、手紙を書き送った。(アポロ)は到着して、既に恵みによって信者になっていた人達に、大いに力になった。
アポロ)は、イエスがキリストであることを、聖書に基づいて示し、公然と、ユダヤ人達を激しい語調で論破したからである。】
【第19章】
【 アポロがコリントにいた時、パウロは奥地を通ってエペソに来た。そして、ある弟子達に出会って、彼らに、「あなた方は、信仰に入った時に、聖霊を受けたのか」と尋ねたところ、
「いいえ、聖霊なるものがあることさえ、聞いたことがありません」と答えた。「では、誰の名によってバプテスマを受けたのか」と彼が聞くと、彼らは「ヨハネの名によるバプテスマを受けました」と答えた。
 そこで、パウロが言った、「ヨハネは悔改めのバプテスマを授けたが、それによって、自分のあとに来る方、即ち、イエスを信じるように、人々に勧めたのである」。
人々はこれを聞いて、主イエスの名によるバプテスマを受けた。そして、パウロが彼らの上に手を置くと、聖霊が彼らに下り、それから彼らは異言を語ったり、預言をしたりし出した。 その人達はみんなで12人ほどであった。】
・・・ パウロの超能力は凄いですね。「異言を語ったり預言をしたり」しだした奇蹟は、イエス死亡以降、ここまでに、3件くらいしかなかったのではないかな、エルサレムでの、舌のようなものが下った時を1件として含めてですよ。それ位、バプテスマを受けた時、強烈な霊が舞い降りる事は、少ないということ。
【 それから、パウロは会堂に入って、3ヶ月の間、大胆に神の国について論じ、また勧めをした。 ところが、ある人達は心をかたくなにして、信じようとせず、会衆の前でこの道を悪しざまに言ったので、彼は弟子達を引き連れて、その人達から離れ、ツラノの講堂で毎日論じた。それが年間も、続いたので、アジヤに住んでいる者は、ユダヤ人もギリシャ
人も皆、主の言を聞いた。
 神は、パウロの手によって、異常な力ある技(わざ)を次々になされた。例えば、
人々が彼の身に着けている手ぬぐいや前掛けを取って病人に当てると、その病気が除かれ、悪魔が出て行くのであった。
 そこで、ユダヤ人のまじない師で、遍歴している者達が、悪霊につかれている者に向かって、主イエスの名をとなえ、「パウロの宣べ伝えているイエスによって命じる。出て行け」と、試しに言ってみた。 ユダヤの祭司長スケワという者の七人の息子達も、そんなことをしていた。 すると悪霊がこれに対して言った、
イエスなら自分は知っている。パウロも分かっている。 だが、お前達は、いったい何者だ」。そして、悪霊につかれている人が、彼らに飛びかかり、みんなを押さえつけて負かしたので、彼らは傷を負ったまま裸になって、その家を逃げ出した。】
・・・ 丸2年間のあいだには、こんな珍事件もあったのでしょう。その昔、エクソシストとか、いう超常現象を扱うテレビ番組がありましたが、キリスト教圏で多いみたいですね。
【 このことがエペソに住むすべてのユダヤ人やギリシャ人に知れ渡って、みんな恐怖に襲われ、そして、主イエスの名が崇められた。また信者になった者が大勢来て、自分の行為を打ち明けて告白した。
 それから、魔術を行っていた多くの者が、魔術の本を持ち出してきては、みんなの前で焼き捨てた。その値段を総計したところ、五万にも上ることがわかった。 このようにして、主の言葉は ますます盛んに広まり、また力を増し加えていった。】
・・・ 中には眉唾ものの本も、あったでしょうが、真面目な科学書物も、多数含まれていたであろうと、想像します。勿体ないことだと、思います。
 大体、「禁書事件」には碌なことがありません。パウロは好きですが、ドサクサに紛れて、何でもかんでも、他を排除するのは頂けません。「主を語って奇蹟を起そう」なんてことは頂けませんが、まじないも駄目、占いも駄目、とやっていると、仕舞には、同じ穴の貉(むじな)に陥りかねません。 まあ、本の焼き捨てなどは、パウロが指示した訳ではないんでしょうけど、。
【 これらの事があった後、パウロは御霊に感じて、マケドニヤ、アカヤを通って、エルサレムへ行く決心をした。そして言った、「私はそこに行った後、是非ローマをも見なければならない」。 そこで、自分に仕えている者の中から、テモテとエラストとのふたりを、まずマケドニヤに送り出し、パウロ自身は、なお暫く、アジヤに留まった。】
【その頃、この道について容易ならぬ騒動が起った。その経緯は、こうである。デメテリオという銀細工人が、銀でアルテミス神殿の模型を造って、職人達に少なからぬ利益を得させていた。 この男がその職人達や同類の仕事をしていた者達を集めて言った、「諸君、我々がこの仕事で、金儲けをしていることは、ご承知の通りだ。 しかるに、諸君の見聞きしているように、あのパウロが、手で造られたものは神様ではないなどと言って、エペソばかりか、ほとんどアジヤ全体に亘って、大勢の人々を説きつけて、誤まらせた。
これでは、お互いの仕事に悪評が立つ恐れがあるばかりか、大女神アルテミスの宮も軽んじられ、ひいては全アジヤ、いや全世界が拝んでいるこの大女神のご威光さえも、消えてしまいそうである」。 これを聞くと、人々は怒りに燃え、大声で、「大いなるかな、エペソ人のアルテミス」と叫び続けた。 そして、町中が大混乱に陥り、人々はパウロの道連れであるマケドニヤ人ガイオとアリスタルコとを捕えて、一斉に劇場に、なだれ込んだ。
 パウロは群集の中に入って行こうとしたが、弟子達がそれをさせなかった。アジヤ州の議員で、パウロの友人であった人達も、彼に使いをよこして、劇場に入っていかないようにと、しきりに頼んだ。中では、集会が混乱に陥ってしまって、ある者はこのことを、ほかの者はあのことを、どなり続けていたので、大多数の者は、何の為に集まったのかも、分からないでいた。
 そこで、ユダヤ人達が前に押し出したアレキサンデルなる者を、群集の中のある人達が促したため、彼は手を振って、人々に弁明を試みようとした。
 ところが、彼がユダヤ人だとわかると、みんなの者が一斉に「大いなるかな、エペソ人のアルテミス」と時間ばかりも叫び続けた。ついに、市の書記役が群集を押し静めて言った、「エペソの諸君、エペソ市が大女神アルテミスと、天くだったご神体との守護役であることを知らない者が、ひとりでもいるだろうか。これは否定できない事実であるから、諸君はよろしく静かにしているべきで、乱暴な行動は、いっさいしてはならない。
諸君はこの人達をここに引っ張ってきたが、彼らは宮を荒らす者でも、我々の女神をそしる者でもない。 だから、もしデメテリオなりその職人仲間なりが、誰かに対して訴え事があるなら、裁判の日はあるし、総督もいるのだから、それぞれ訴え出るがよい。しかし、何かもっと要求したい事があれば、それは正式の議会で解決してもらうべきだ。
 今日の事件については、この騒ぎを弁護できるような理由が全くないのだから、我々は治安を乱す罪に問われるおそれがある」。こう言って、彼はこの集会を解散させた。】
 【第20章】
【 騒ぎが止んだ後、パウロは弟子達を呼び集めて激励を与えた上、別れの挨拶を述べ、マケドニヤへ向かって出発した。そして、その地方を通り、多くの言葉で人々を励ましたのち、ギリシャに来た。
 彼はそこで3ヶ月を過ごした。それからシリヤへ向かって船出しようとしていた矢先、彼に対するユダヤ人の陰謀が起ったので、マケドニヤを経由して帰ることに決した。
 プロの子であるベレヤ人ソパテロ、テサロニケ人アリスタルコセクンド、デルベ人ガイオ、それからテモテ、またアジヤ人テキコトロピモがパウロの同行者であった。この人達は先発して、トロアスで私達を待っていた。
 私達は、除酵祭が終ったのちに、ピリピから出帆し、5日かかってトロアスに到着して、彼らと落ち合い、そこに七日間滞在した。
 週の初めの日に、私達がパンを割くために集まった時、パウロは翌日出発することにしていたので、しきりに人々と語り合い、夜中まで語り続けた。私達が集まっていた屋上の間には、明かりが沢山、燈してあった。
 ユテコという若者が窓に腰をかけていたところ、パウロの話が長々と続くので、ひどく眠けが差してきて、とうとうぐっすり寝入ってしまい、3階から下に落ちた。抱き起こしてみたら、もう死んでいた。
 そこでパウロは降りてきて、若者の上に身をかがめ、彼を抱き上げて、「騒ぐことはない。まだ命がある」と言った。 そして、また上がって行って、パンを割いて食べてから、明け方まで長い間、人々と語り合って、ついに出発した。人々は生き返った若者を連れ帰り、ひとかたならず慰められた。】
・・・ そろそろ、「死んだ人が生き返った」なんで記事が出て来ても、飽き飽きしてきましたが、日記なのですから、飯食い日記であっても、許してやって頂きたい。

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