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2015年4月22日 (水)

使13、パウロの異邦人伝道への経緯(使徒行伝)

使徒行伝〔パウロの異邦人伝道記〕の第20章を通読中です。
【 さて、私達は先に舟に乗り込み、アソスへ向かって出帆した。そこからパウロを舟に乗せて行くことにしていた。彼だけは陸路をとることに決めていたからである。
 パウロがアソスで、私達と落ち合った時、私達は彼を舟に乗せて、ミテレネに行った。・・・

そこから出帆して、翌日キヨスの沖合いに至り、次の日にサモスに寄り、その翌日ミレトに着いた。それは、パウロがアジヤで時間を取られないため、エペソには寄らないで続航することに決めていたからである。彼は、出来ればペンテコステの日には、エルサレムに着いていたかったので、旅を急いだ訳である。】
【 そこでパウロは、ミレトからエペソに使をやって、教会の長老達を呼び寄せた。そして、彼のところに寄り集まって来た時、彼らに言った、
「私がアジヤの地に足を踏み入れた最初の日以来、いつもあなた方とどんな風に過ごしてきたか、よくご存知である。 即ち、謙遜の限りを尽くし、涙を流し、ユダヤ人の陰謀によって私の身に及んだ数々の試練の中にあって、主に仕えてきた。
 また、あなた方の益になることは、公衆の前でも、また家々でも、すべて余すところなく話して聞かせ、また教え、ユダヤ人にもギリシャ人にも、神に対する悔い改めと、私達の主イエスに対する信仰とを、強く勧めて来たのである。
 今や、私は御霊に迫られてエルサレムへ行く。あの都で、どんな事が私の身に降りかかって来るか、私には分からない。ただ、聖霊が至るところの町々で私にはハッキリ告げているのは、投獄と患難とが、私を待ち受けているということだ。
 しかし、私は自分の行程を走り終え、主イエスから賜わった、神の恵みの福音をあかしする任務を果たし得さえしたら、この命は自分にとって、少しも惜しいとは思わない。
 私は今、信じている、あなた方の間を歩き回って御国を宣べ伝えたこの私の顔を、みんなが今後度と見ることはあるまい。 だから、今日、この日にあなた方に断言しておく。】
・・・ 『御霊に迫られてエルサレムへ行く。』と、悲壮な決意をみんなに伝えています。 しばらくの間、UFOも宇宙人も登場しません。
【私は、すべての人の血について、なんら責任がない。神の御旨を皆余すところなく、あなた方に伝えておいたからである。どうか、あなた方自身に気をつけ、また、すべての群れに気を配って頂きたい。聖霊は、神が御子の血であがない取られた神の教会を牧させるために、あなた方をその群れの監督にお立てになったのである。
私が去った後、狂暴な狼が、あなた方の中に入り込んできて、容赦なく群れを荒らすようになることを、私は知っている。 また、あなた方自身の中からも、色々曲がったことを言って、弟子達を自分の方に、引っ張り込もうとする者らが起るであろう。
 だから、目を覚ましていなさい。そして、私が3年の間、夜も昼も涙をもって、あなた方ひとりびとりを絶えず諭してきたことを、忘れないで欲しい。
 今、私は主とその恵みの(ことば)とに、あなた方をゆだねる。御言葉には、あなた方の徳を立て、聖別されたすべての人々と共に、御国をつがせる力がある。
 私は、人や金や銀や衣服を欲しがったことはない。あなたがた自身が知っている通り、私のこの両手は、自分の生活のためにも、また一緒にいた人達のためにも、働いてきたのだ。 私は貴方がたもこのように働いて、弱い者を助けなければならないこと、また『受けるよりは与える方が、幸いである』と言われた主イエスの言葉を記憶しているべきことを、万事について教え示したのである」。
 こう言って、、パウロは一同と共にひざまずいて祈った。 みんなの者は、激しく泣き悲しみ、パウロの首を抱いて、幾度も接吻し、もう2度と自分の顔を見ることはあるまいと彼が言ったので、特に心を痛めた。 それから彼を舟まで見送った。】
【第21章】
【 さて、私達は人々と別れて船出してから、コスに直航し次の日はロドスに、そこからパタラに着いた。 ここでピニケ行きの舟を見つけたので、それに乗り込んで出帆した。
 やがてクプロが見えてきたが、それを左手にして通り過ぎシリヤへ航行を続け、ツロに入港した。 ここで積荷が陸上げされることになっていたからである。
私達は、弟子達を捜し出して、そこに七日間泊まった。 ところが彼らは、御霊の示しを受けて、エルサレムに上っては行かないようにと、しきりにパウロに注意した。
しかし、滞在期間が終った時、私達はまた旅立つことにしたので、みんなの者は、妻や子供を引き連れて、町はずれまで、私達を見送りに来てくれた。 そこで、共に海岸にひざまずいて祈り、互いに別れを告げた。それから、私達は舟に乗り込み、彼らはそれぞれ自分の家に帰った。
 私達は、ツロからの航行を終ってトレマイに着き、そこの兄弟達に挨拶をし、彼らのところに1日滞在した。翌日そこを立って、カイザリヤに着き、かの七人のひとりである伝道者ピリポの家に行き、そこに泊まった。
 この人に四人の娘があったが、いずれも処女であって、預言をしていた。
幾日か滞在している間に、アガボという預言者がユダヤから下ってきた。そして、私達のところに来て、パウロの帯を取り、それで自分の手足を縛って言った、「聖霊がこうお告げになっている、『この帯の持ち主を、ユダヤ人達がエルサレムでこのように縛って、異邦人の手に渡すであろう』」。
私達はこれを聞いて、土地の人達と一緒になって、エルサレムには上って行かないようにと、パウロに願い続けた。
その時パウロは答えた、「あなた方は、泣いたり、私の心をくじいたりして、一体どうしようとするのか。私は、主イエスの名のためなら、エルサレムで縛られるだけでなく、死ぬことをも覚悟しているのだ」。
こうして、パウロが勧告を聞き入れてくれないので、私達は「主の御心が行われますように」と言っただけで、それ以上、何も言わなかった。】
【 数日後、私達は旅装を整えてエルサレムへ上って行った。カイザリヤの弟子達も数人、私達と同行して、古くからの弟子であるクプロ人マナソンの家に案内してくれた。 私達はその家に泊まることになっていたのである。
 私達がエルサレムに到着すると、兄弟達は喜んで迎えてくれた。 翌日パウロは私達を連れて、ヤコブを訪問しに行った。そこに長老達がみな集まっていた。パウロは彼らに挨拶をした後、神が自分の働きを通して異邦人の間になさった事どもを一々説明した。
 一同はこれを聞いて神を誉めたたえ、そして彼に言った、「 兄弟よ、ご承知のように、ユダヤ人の中で信者になった者が、数万にものぼっているが、みんな律法に熱心な人達である。 ところが、彼らが伝え聞いているところによれば、あなたは異邦人の中にいるユダヤ人一同に対して、子供に割礼を施すな、またユダヤの慣例に従うな、と言って、モーセに背くことを教えている、ということである。 どうしたらよいか。
あなたが此処に来ていることは、彼らもきっと聞き込むに違いない。 ついては、今、私達が言うとおりのことをしなさい。私達の中に、誓願を立てている者が四人いる。この人達を連れて行って、彼らと共に清めを行い、また彼らの頭を剃る費用を引き受けてやりなさい。そうすれば、あなたについて、うわさされていることは、根も葉もないことで、あなたは律法を守って、正しい生活をしていることが、みんなに分かるであろう。異邦人で信者になった
人達には、既に手紙で、偶像に供え物と、血と、絞め殺したものと、不品行とを、慎むようにとの決議が、私達から知らせてある」。】
【 そこでパウロは、その次の日に四人の者を連れて、彼らと共に清めを受けてから宮に入った。そして清めの期間が終って、ひとりびとりのために供え物を捧げる時を報告しておいた。
 七日の期間が終ろうとしていた時、アジヤから来たユダヤ人達が、宮の内でパウロを見かけて、群集全体を煽動し始め、パウロに手をかけて叫び立てた、「イスラエルの人々よ。加勢にきてくれ。 この人は、至るところで民と律法とこの場所に背くことを、みんなに
教えている。その上に、ギリシャ人を宮の内に連れ込んで、この神聖な場所を汚したのだ」。】
【 彼らは、前にエペソ人トロピモが、パウロと一緒に町を歩いていたのを見かけて、その人をパウロが宮の内に連れ込んだのだと思ったのである。そこで、市全体が騒ぎ出し、民衆が駆け集まって来て、パウロを捕え、宮の外に引きずり出した。 そして、すぐそのあとに、宮の門が閉ざされた。
 彼らがパウロを殺そうとしていた時に、エルサレム全体が混乱状態に陥っているとの情報が、守備隊の千卒長に届いた。そこで、彼は早速、兵卒や百卒長達を率いて、その場に駆けつけた。
 人々は千卒長や兵卒達を見て、パウロを打ち叩くのを止めた。千卒長は近寄ってきてパウロを捕え、彼を2重の鎖で縛っておくように命じた上、パウロは何者か、また何をしたのか、と尋ねた。
 しかし、群集がそれぞれ違ったことを叫び続けるため、騒がしくて、確かなことが分からないので、彼はパウロを兵営に連れて行くように命じた。
 パウロが階段に差し掛かった時には、群集の暴行を避けるため、兵卒達にかつがれて行くという始末であった。 大勢の民衆が「あれをやっつけてしまえ」と叫びながら、付いて
来たからである。
 パウロが兵営の中に連れて行かれようとした時、千卒長に、「ひと言あなたにお話してもよろしいですか」と尋ねると、千卒長が言った、「おまえはギリシャ語が話せるのか。では、もしかおまえは、先ごろ反乱を起した後、四千人の刺客を引き連れて荒野へ逃げて行った、あのエジプト人ではないのか」。
 パウロは答えた、「私はタルソ生まれのユダヤ人で、キリキヤのれっきとした都市の市民です。お願いですが、民衆に話をさせて下さい」。
 千卒長が許してくれたので、パウロは階段の上に立ち、民衆に向かって手を振った。すると、一同がすっかり静粛になったので、パウロはヘブル語で話し出した。
【第22章】
「兄弟達、父たちよ、いま申し上げる私の弁明を聞いて頂きたい」。
パウロが、ヘブル語でこう語りかけるのを聞いて、人々はますます静粛になった。そこで彼は言葉をついで言った、「私はキリキヤのタルソで生まれたユダヤ人であるが、この都で育
てられ、ガマリエルの膝元で先祖伝来の律法について、厳しい薫陶を受け、今日の皆さんと同じく神に対して熱心な者であった。そして、この道を迫害し、男であれ女であれ、縛りあげて獄に投じ、彼らを死に至らせた。
 この事は、大祭司も長老達一同も、証明するところである。更に私は、この人達からダマスコの同志たちへ宛てた手紙をもらって、その地にいる者達を縛り上げ、エルサレムに引っ張ってきて、処刑するため、出かけて行った。
 旅を続けてダマスコの近くに来た時に、真昼ごろ、突然、強い光りが天から私をめぐり照らした。私は地に倒れた。そして、『サウロ、サウロ、なぜ私を迫害するのか』と、呼びかける声を聞いた。
これに対して私は『主よ、あなたはどなたですか』と言った。すると、その声が『わたしは貴方が迫害しているナザレ人イエスである。』と答えた。 私と一緒にいた者たちは、その光りは見たが、私に語りかけた、かの声は聞かなかった。 
私が『主よ、私は何をしたらよいのでしょうか』、と尋ねたところ、主は言われた、『起き上がってダマスコに行きなさい。そうすれば、貴方がするように決めてある事が、すべてそこで告げられるであろう。』
 私は、光りの輝きで目が眩み、何も見えなくなっていたので、連れの者達に手を引かれながら、ダマスコに行った。 すると、律法に忠実で、ダマスコ在住のユダヤ人全体に評判
のよいアナニヤという人が、私のところに来て、そばに立ち、『兄弟サウロよ、見えるようになりなさい。』と言った。するとその瞬間に、私の目が開いて、彼の姿が見えた。彼は言った、
『 私達の先祖の神が、あなたを選んで御旨を知らせ、かの義人を見させ、その口から声をお聞かせになった。それはあなたが、その見聞きした事につき、すべての人に対して、彼の証人になるためである。そこで今、何のためらうことがあろうか。すぐ立って、御名を唱えてバプテスマを受け、あなたの罪を洗い落しなさい。』
 それから私は、エルサレムに帰って宮で祈っているうちに、夢うつつになり、主にまみえたが、主は言われた、
『急いで、すぐにエルサレムを出て行きなさい。私についての貴方のあかしを、人々が受け入れないから』。
 そこで、私が言った、「主よ、彼らは、私が至るところの会堂で、あなたを信じる人々を獄に投じたり、鞭打ったりしていたことを、知っています。 また、あなたの証人ステパノの血が流された時も、私は立ち合っていてそれに賛成し、また、彼を殺した人達の上着の番をもしていたのです。』
すると、主が私に言われた、『行きなさい。私があなたを遠く異邦人の民へ遣わすのだ』」。
 彼の言葉をここまで聞いていた人々は、このとき、声を張りあげて言った、「こんな男は地上から取り除いてしまえ。
生かしておくべきではない」。 人々がこうわめき立てて、空中に上着を投げ、ちりを撒き散らす始末であったので、千卒長はパウロを兵営に引き入れるように命じ、どういう訳で、彼に対してこんなにわめき立てているのかを確かめるため、彼を鞭の拷問にかけて、取り調べるように言いわたした。
 彼らが鞭を当てるため、彼を縛り付けていた時、パウロはそばに立っている百卒長に言った、「ローマの市民たる者を、裁判にかけもしないで、鞭打ってよいのか」。百卒長はこれを聞き、千卒長のところに行って報告し、そして言った、「どうなさいますか。あの人はローマの市民なのです」。
そこで、千卒長がパウロのところに来て言った、「私に言ってくれ。貴方はローマの市民なのか」。パウロは「そうです」と言った。これに対して千卒長が言った、
「私はこの市民権を、多額の金で買い取ったのだ」。
するとパウロは言った、「私は生まれながらの市民です」。そこで、パウロを取り調べようとしていた人達は、ただちに彼から身を引いた。
千卒長も、パウロがローマの市民であること、また、そういう人を縛っていたことがわかって、恐れた。
 翌日、彼は、ユダヤ人がなぜパウロを訴え出たのか、その真相を知ろうと思って彼を解いてやり、同時に祭司長達と全議会とを召集させ、そこに彼を引き出して、彼らの前に立たせた。】
・・・ 一気に、第22章の最後まで読み切りました
 パウロの一連の、ここまでに至る経緯が綺麗にまとめ述べてあります。
  【第23章】からは、その後、ローマに定住する経緯が展開が記されています。

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