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2015年4月 7日 (火)

ル⑫、剣の準備をイエスが指示?ゴルゴダへの途中で説教?

【第22章】
【 さて、過越しといわれている除酵祭が近づいた。祭司長
達や律法学者達は、どうかしてイエスを殺そうと計っていた。
民衆を恐れていたからである。 そのとき、12弟子のひとり
で、イスカリオテと呼ばれていたユダに、サタンが入った。
即ち、彼は祭司長達や宮守頭たちの所へ行って、どうやって
イエスを彼らに渡そうかと、その方法について協議した。彼ら
は喜んで、ユダに金を与える取決めをした。ユダはそれを
承知した。そして、群集の居ない時にイエスを引き渡そうと、
機会を狙っていた。
 さて、過越しの小羊をほふるべき除酵祭の日がやってきた
ので、イエスはペテロ と ヨハネ を使いに出して言われた、
「行って、過越しの食事ができるように準備をしなさい」。
彼らは言った、「どこに準備をしたらよいのですか」。
 イエスは言われた、「市内に入ったら、水がめを持っている
男に出会うであろう。その人が入る家までついていって、
その家の主人に言いなさい、『弟子達と一緒に過越しの食事
をする座敷はどこか、と先生が言っておられます』。
すると、その主人は席の整えられた二階の広間を見せてくれ
るから、そこに用意をしなさい」。
弟子達は出て行ってみると、イエスが言われた通りであった
ので、過越の食事の用意をした。
 時間になったので、イエスは食卓につかれ、使徒達も共に
席についた。イエスは彼らに言われた、
「私は苦しみを受ける前に、貴方がたとのこの過越の食事を
しようと、切に望んでいた。貴方がたに言って置くが、神の国
で過越が成就する時までは、私は二度と、この過越の食事を
することはない。 そして杯を取り、感謝して言われた、
「これを取って、互いに分けて飲め。貴方がたに言っておくが、
今からのち神の国が来るまでは、私はぶどうの実から造った
ものを、一切飲まない」。
 またパンを取り、感謝してこれを割き、弟子達に与えて言わ
れた、「これは、あなた方のために与える私の体である。
私を記念するため、このように行いなさい」。食事の後、杯も
同じ様にして言われた「この杯は、あなた方のために流す私
の血で立てられる新しい契約である。 しかし、そこに、
私を裏切る者が、私と一緒に食事に手を置いている

人の子は定められた通りに、去って行く。
    しかし、人の子を裏切るその人は、災いである」。
弟子達は、自分達のうちの誰が、そんな事をしようとしている
                のだろうと、互いに論じ始めた。】
・・・ この「最後の晩餐」も、マルコに比べて簡略化され
   過ぎて、味も素っ気もなくなっているような気がします。
『イエスはペテロヨハネとを使いに・・・』というのが新情報でした。・・・

【 それから、自分達の中で誰が一番偉いだろうかと言って、
争論が彼らの間に、起った。そこでイエスが言われた、
「異邦人の王達はその民の上に君臨し、また、権力をふるっ
ている者たちは恩人(?)と呼ばれる。
 しかし、貴方がたは、そうであってはならない。かえって、
貴方がたの中で一番偉い人は一番若い者のように、指導
する人は、仕える者のようになるべきである。食卓につく人と
給仕する者と、どちらが偉いのか。
食卓につく人の方ではないか。 しかし、私は
貴方がたの中で、給仕をする者のようにしている。
貴方がたは、私の試練の間、私と一緒に最後まで忍んで
くれた人達である。それで、私の父が国の支配を私に
ゆだねてくださったように、私もそれを貴方がたにゆだね、
私の国で食事について飲み食いをさせ、また位に座して
イスラエルの12部族を、裁かせるであろう。
 シモン、シモン、見よ、サタンは貴方がたを麦のように、
ふるいにかけることを願って許された。 しかし、私はあなた
の信仰がなくならないように、あなたのために祈った。
それで貴方が立ち直ったときには、兄弟達を力づけてやり
なさい」。 シモンが言った、「主よ、私は獄にでも、また、
死に至るまでも、あなたと御一緒に行く覚悟です」。
 するとイエスが言われた、
「ペテロよ、貴方に言っておく。今日、鶏が鳴くまでに貴方は
3度私を知らないと言うだろう」。
そして彼らに言われた「私が財布も袋も靴も持たずにあなた
方を遣わしたとき、何か困ったことがあったか」。
彼らは、「いいえ、何もありませんでした」。と答えた。そこで
言われた、「しかし今は、財布のあるものは、それを持って
行け。袋も同様に持って行け。また、つるぎのない者は、
自分の上着を売って、それを買うがよい。

貴方がたに言うが、『彼は罪人のひとりに数えられた』と
しるしてあることは、私の身になしとげられねばならない。
そうだ、私に係わることは成就している」。
 弟子達が言った、「主よ、御覧なさい、ここにつるぎ
が、2振りございます」。イエスは言われた「それでよい。】
・・・ なんと物騒な話し合いがなされていたことか、と
   びっくりしました。 これまでのイエス像が、くつがえり
   そうです。 どうしてこのつるぎ(剣)の準備の記事に
   今まで気が付かなかったのでしょうか。
   恐らくですが、「マタイ書」と「ヨハネ書」とで、イメージ
  が造られ過ぎていたのに、誤魔化されてしまったので
 しょう。 まあ、聖書のよいところは、このような不都合な
記述も、「臭いものには蓋」の考えは極力しないで、文章
削除を行わなかった事であります。
       しかし、本当にビックリです!  
【 イエスは出て、いつものようにオリブ山に行かれると、
弟子達も従って行った。 いつもの場所に着いてから、彼ら
に言われた、「誘惑に陥らないように祈っていなさい」。
そして、御自分は、石を投げて届くほど離れたところへ退き
、ひざまずいて、祈って言われた、「父よ、みこころならば、
どうぞ、この杯を私から取りのけてください。しかし、
私の思いではなく、みこころが成るようにしてください」。
 そのとき、御使が天に現れてイエスを力づけた。イエスは
苦しみもだえて、ますます切に祈られた。そして、その汗が
血のしたたりのように地に落ちた。
祈りを終えて立ち上がり、弟子達のところへ行かれると、
彼らが悲しみのはて寝入っているのをご覧になって、
言われた「なぜ、眠っているのか。誘惑に陥らないように、
                   起きて祈っていなさい」。】
・・・ 何で唐突に御使が天に現れるのか、いささか不自然
   です。「マルコ書」では、『モーセとエリヤとが現れ、
   イエスと秘密裏に話をしていた。』という記述でした。
    いずれにしても、信頼性にもとる記述です。
【 イエスがまだそう言っておられるうちに、そこに群集が
現れ、12弟子のひとりでユダという者が先頭に立って、
イエスに接吻しようとして近づいて来た。そこでイエスは
言われた、
「ユダ、あなたは接吻をもって人の子を裏切るのか」。 
イエスのそばにいた人達は、事のなりゆきを見て、
「主よ、つるぎで切りつけてやりましょうか」と言って、
そのうちの一人が、祭司長の僕に切りつけ、その右の耳を
切り落
とした。イエスはこれに対して言われた、
それだけでやめなさい」。そして、
その僕の耳に手を触れて、おいやしになった。それから、
自分に向かって来る祭司長、宮守がしら、長老達に対して
言われた、「あなたがたは、強盗に向かうように剣や棒を
持って出て来たのか。毎日貴方がたと一緒に宮にいた時
には、私に手をかけなかった。だが、今は貴方がたの時、
また、やみの支配の時である」。】
・・・ これが聖霊に満たされて書かれたものだとしたら、
  信じ難いことです。こんな下手な記録文章なら、無い方
  がまだましです。これでは丸で小学校の「学芸会」台本。
    改悪 はなはだしいと言わざるを得ません。
【 それから人々はイエスを捕え、引っぱって大祭司の邸宅
へ連れて行った。
ペテロは遠くからついて行った。人々は中庭のまん中に火を
焚いて、一緒にすわっていたので、ペテロもその中にすわっ
た。すると、ある女中が、彼が火のそばにすわっているのを
見、彼を見つめて、「この人もイエスと一緒にいました」と
言った。ペテロはそれを打ち消して、「私はその人を知らな
い」と言った。
 しばらくして、ほかの人がペテロを見て言った、
   「貴方もあの仲間のひとりだ」。するとペテロは言った、
「いや、それは違う」。
約1時間たってから、またほかの者が言い張った、
   「確かにこの人もイエスと一緒だった。
 この人もガリラヤ人なのだから」。 ペテロは言った、
「貴方の言っていることは、私には分からない」。すると、
彼がまだ言い終わらぬうちに、たちまち、鶏が鳴いた
主は振り向いてペテロを見つめられた。そのときペテロは、
「今日、鶏が鳴く前に、3度私を知らないと言うであろう」
と言われた主のお言葉を思い出した。
               そして外へ出て、激しく泣いた。】
・・・ この情景描写はお粗末。マルコ書の改悪でしょう。
【 イエスを監視していた人達はイエスを嘲弄し、打ち叩き、
目隠しをして、「言い当ててみよ。打ったのは、誰か」と
聞いたりした。そのほか、いろいろな事を言って、イエスを
愚弄した。
 夜が明けたとき、人民の長老、祭司長達、律法学者達が
集まり、イエスを議会に引き出して言った、
「あなたがキリストなら、そう言ってもらいたい」。イエス
は言われた、「私が言っても、貴方がたは信じないだろう。
また、私が尋ねても、答えないだろう。 しかし、人の子は
今からのち、全能の神の右に座するであろう」。
 彼らは言った「では、あなたは神の子なのか」。
イエスは言われた、「貴方がたの言うとおりである」。
すると彼らは言った、「これ以上、なんの証拠がいるか。
         我々は直接彼の口から聞いたのだから」。】
・・・ 小学校の学芸会は続きます。
【第23章】
【 群集はみな立ち上がって、イエスをピラトのところへ連れ
て行った。そして訴え出て言った、
「私達は、この人が国民を惑わし、貢をカイザルに納める事
 を禁じ、また自分こそ王なるキリストだと、となえている
   ところを目撃しました」。
ピラトはイエスに尋ねた、「貴方がユダヤ人の王であるか」。
イエスは「その通りである」とお答えになった。そこで
ピラトは祭司長達と群集に向かって言った、
「私はこの人に何の罪も認めない」。
ところが彼らは、ますます言いつのってやまなかった、
「彼は、ガリラヤからはじめてこの所まで、ユダヤ全国に渡っ
            て教え、民衆を扇動しているのです」。
 ピラトはこれを聞いて、この人はガリラヤ人かと尋ね、
そしてヘロデの支配下のものであることを確かめたので、
ちょうどこのころ、へろでがエルサレムにいたのを幸い、
そちらへイエスを送り届けた。】
・・・ 短縮を図って、味も素っ気もなくなった様です。
【 ヘロデはイエスを見て非常に喜んだ。それは、かねて
イエスのことを聞いていたので、会って見たいと長い間、
思っていたし、またイエスが何か奇跡を行うのを見たいと
望んでいたからである。それで、いろいろと質問を試みた
が、イエスは何もお答えにならなかった。
 祭司長達と律法学者達とは立って、激しい語調でイエス
を訴えた。またヘロデはその兵卒どもと一緒になって、
イエスを侮辱したり嘲弄したりしたあげく、華やかな着物
を着せてピラトへ送り返した。 ヘロデとピラトとは以前は
互いに敵視していたが、この日に親しい仲になった。】
・・・ この辺りは、イエス物語には必要ない記述。・・・
【 ピラトは、祭司長達と民衆とを、呼び集めて言った、
「お前達は、この人を民衆を惑わすものとして私の所に
連れて来たので、お前達の面前で調べたが、訴え出ている
ような罪は、この人に少しも認められなかった。ヘロデも
また認めなかった。現に彼はイエスを我々に送り返して来
た。この人はなんら死に当たるようなことはしていないの
である。
だから、彼を鞭打ってから、許してやることにしよう」。
〔祭ごとにピラトがひとりの囚人を許してやることになって
いた。〕 ところが、彼らはいっせいに叫んで言った、
「その人を殺せ。バラバを許してくれ」。
 このバラバは、都で起った暴動と殺人とのかどで、獄に
投ぜられていた者である。 ピラトはイエスを許してやり
たいと思って、もう一度かれらに呼びかけた。
 しかし彼らは、わめき立てて、
「十字架につけよ、彼を十字架につけよ」と言い続けた。
ピラトは三度目に彼らに向かって言った、
「では、この人は、いったい、どんな悪事をしたのか。
彼には死に当る罪は全く認められなかった。だから、
 鞭打ってから彼を許してやることにしよう」。 ところが、
彼らは大声をあげて詰め寄り、イエスを十字架につけるよ
うに、要求した。 そして、その声が勝った。
ピラトはついに彼らの願い通りにすることに決定した。
そして、暴動と殺人とのかどで獄に投ぜられた者の方を、
彼らの要求に応じて許してやり、イエスの方は彼らに引き
渡して、その意のままにまかせた。】
・・・ どうしてこんな飯食い日記が書けるのか不思議!
【 彼らがイエスを引いてゆく途中、シモンというクレネ人
が郊外から出てきたのを捕えて十字架を負わせ、それを
になってイエスのあとから行かせた。
 大勢の民衆と、悲しみ嘆いてやまない女たちの群れとが、
イエスに従って行った。
イエスは女たちの方に振り向いて言われた、
「エルサレムの娘達よ、私のために泣くな。むしろ、あなた
がた自身のため、また自分の子供達のために泣くがよい。
『不妊の女と子を産まなかった胎と、ふくませなかった乳房
とは、幸いだ。』と言う日が、いまに来る。 そのとき人々は
山に向かって、我々の上に倒れ掛かれと言い、また丘に
向かって、我々におおいかぶされと言い出すであろう。
もし、生木でさえもそうされるなら、枯木は 
                どうされることであろう」。】
・・・ いばらの冠を被らされたイエスが、こんな安っぽい
   説教
を(血を流しながら)したなんて、冗談でしょ
    創作(編曲)としても、酷すぎる。
【 さて、イエスと共に刑を受けるために、ほかに2人の
犯罪人も引かれていった。されこうべと呼ばれている所に
着くと、人々はそこでイエスを十字架につけ、犯罪人達も
ひとりは右に、ひとりは左に、十字架につけた。そのとき、
イエスは言われた、
「父よ、彼らをお許し下さい。彼らは何をしているのか、
わからずにいるのです」。
人々はイエスの着物をくじ引きで分け合った。民衆は立っ
て見ていた。役人たちもあざ笑って言った、「彼は他人を
救った。もし彼が神のキリスト、選ばれた者であるなら、
自分自身を救うがよい」。
 兵卒どももイエスをののしり、近寄ってきて酢いぶどう
酒を差し出して言った、「あなたがユダヤ人の王なら、
自分を救いなさい」。イエスの上には、
「これはユダヤ人の王」と書いた札がかけてあった。
 十字架にかけられた犯罪人のひとりが、
「あなたはキリストではないか。それなら、自分を救い、
また我々も救ってみよ」と、イエスに悪口を言い続けた。
もう一人は、それをたしなめて言った、
「おまえは同じ刑を受けていながら、神を恐れないのか。
お互いは自分のやった事のむくいを受けているのだから、
こうなったのは当然だ。 しかし、この方は何も悪いことを
したのではない」。そして言った、
「イエスよ、あなたが御国の権威をもっておいでになる時
には、私を思い出してください」。イエスは言われた、
「よく言っておくが、あなたは今日、私と一緒にパラダイス
                    に入るであろう」。】
・・・ 幻滅です。〔後半は〕読まない方が良かった。

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