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2015年7月14日 (火)

中国短編文学賞の選考を終えて(高樹のぶ子女史)

概要:最近2年間の間に起きた奇想天外な事件ノンフィクションで語っています。前半は、中国短編文学賞として7作品を送ったのに、7作品とも落選した時のお話しです。後半は2年後に、それが縁で、暗黒物質・暗黒エネルギーの正体を見破るという物理学上の発見につながった。縁とは真に不思議なもの!というお話しです。お楽しみ下さい。

 五月も下旬に入ってから、私はその新聞記事をむさぼり読みました。芥川作家である高樹のぶ子さんが選考委員を務められた某新聞社の総評記事です。
「必死さ伝わる視線の強さ」
 初めてこの賞の選考をさせて頂き、幾つかの感想を持ちました。まず最初に、25枚という短編は大変難しいということです。人生の長い時間を盛り込むと「あらすじ」のようになってしまうし、ではその一こまを描こうとすると、よほどの力が無いと日常の雑感に終始してしまい、文学としては希薄になってしまう。25枚の短編を生み出すのは容易ではありません。そうした覚悟の上で今回の候補作編と向き合いました
・・・、『なあんだ、高樹のぶ子さんは、300遍中のわずか6編を読まれただけなのか。全ての作品の内、わずか5%だけを、読まれただけで、この総評の文章を書かれている?』 ・・・

 全部読み終えて感じたのは「若さ」でした。作者の年齢は判りませんが、兎も角若い。
「若さ」と「完成度」の両方が備わっていれば完璧なのですが、それはなかなか望めません。
・・・、『事務局は、作者の名前や年齢を伏せた上で、6作品を選考委員高樹のぶ子女史に提示し、「お忙しいでしょうから、この作品の中から大賞と優秀賞若干とをお選び下さい」と送付したらしい。この6作品の内に私の応募作品は入っていたのだろうか?』と思いつつ、・・・

 欠点は随所にありましたが、そのほころびを越えて、伝えたいことが伝わってくる、あえて言えば、作品としてのほころびさえも、必死な思いの結果として認めたくなる、そういう候補作がそろっていました。
 そこで考えました。この候補作を完成度で評価することは出来ないと。
では何を基準に選べばよいか。迷った末、私は「視線の強さ」を座標軸に据えました。
「視線の強さ」とは何か。まず伝えたいことがはっきりと在ること。それを伝えるために、良く視る事。この「視る」ということがとても大事なのです。そこで見たものを、気持ちの底からの言葉で実直に表現すること。
 これがなされたとき、作者の視線は読者の視線となり、強く訴えかけてきます。作品として力を持つのです。
 勿論それだけで優れた短編にはなりません。文芸の「芸」が必要になりますが、それ以前に大事なのは「視線の強さ」なのです。
 今回の候補作はどれも、中途半端な完成度、つまり「文の芸」で書かれた作品ではなく、欠点だらけではあっても、必死さが伝わってくる作品ばかりでした。そのことにまず、感動しました。
・・・、『私の応募作品が候補作6編の中に1編でも入っていたとして、この書評ならば、頷けるし、心穏やかに読み進めることが出来るのだが、果たして落選3編の中に私の応募作品は入っているのだろうか。高樹さんは読んでくださったのだろうか?』と思いつつ続きを読み進める。・・・

 大賞に選んだ「穴のあいた軍手」は、市役所で非正規職員として働き、夜も病院の地下3階にある給食センターでアルバイトをしている女性の切ないまでの「視線」が印象に残ります。毎年の丑の日にはウナギを食べたいけれど、なかなか手が出ない。スーパーでは時間が来れば半額になる。さらに売れ残れば半額の半額になる。それを待っているけれど、他の客に買われてしまう。毎日13時間働いても、丑の日にウナギが買えない。志賀直哉の名作「小僧の神様」を思い出しました。溢れる気持ちが先走りして手が追いついていませんが、それでもグサリと強いものが伝わってきました。小説の力です。

・・・、この大賞作品「穴の空いた軍手」は明日の当ブログに転載させて頂くことにしますが、問題点が2つあります。
ひとつは、新聞に掲載された短編小説をブログに転記して著作権問題が発生するのかどうか、という点。
もう一つは、その書評を私がここに書いても、難くせにしか受け取れられないのではないか、という点。
 前者に対しては、新聞社に問い合わせをしようかとも思いましたが、それこそ落選者の嫌がらせと受け取られかねないので、止めました。
日々に消えて行く新聞記事のコピーをブログに転載して反響がもしあれば、その過去の新聞が後日に売れることを意味しますから、これは「好事である」と勝手ながら判断させて頂きました。
 後者に対しては、書評は書かないことにします。それこそ、負け惜しみとしてしか受け取られませんので。
しかし、頂けないのは、高樹のぶこさんの書評です。作者名が伏せてあっても、文章を読めば男性が書いており、給食センターでアルバイトをしているのは男性であることは明白なのにもかかわらず、『女性の切ないまでの「視線」が印象に残った』と書かれていたことです。高樹さんは、この作品を斜め読みにされただけなのではないかなと、不思議に思った次第です。
(新聞社事務局も、うっかりチェックを怠っておられる?)

 ・・・、高樹のぶ子さんの書評に戻りましょう。・・・
 優秀賞「黄泉物」は策を凝らした作品です。読者を誘導し裏切ってみせる戦略、それは才能と呼んでよいものです。このタイトルからして、何か裏がありそうです。ですが読者に挑戦するにはもっと細部にリアリティーが必要で、最後が甘い。
もっと腰を据えてかからなくてはならない。それでも作者の心意気を認めたくなりました。
・・・この高樹のぶ子評は適切な書評でしょう。女史は作者が高校3年生(17歳である事を知らずに、この作品を選んだのですから、この書評はむしろ厳しい位だとも思えます。
 但し、これが大人の作品ならば、ダン・ブラウン作の「ダビンチ・コード」や「天国と地獄」「ロスト・シンボル」「パズル・パレス」「インフェルノ」など、ミステリー小説の短編として評価されるべきものだと思われます。
この「黄泉物」が優秀賞に選ばれて、私のノンフィクションミステリー短編小説が落とされた? と考えると、心穏やかではなくなってしまいますが・・・。
 もう一つの優秀賞「そらのものがたり」は、弟の病気療養のために山村で暮らすことになった姉弟が、大畑宇(そら)という友人と出会う話です。弟の病気が再発して一度は都会の病院に戻るけれど、ふたたび宇のいる山村に戻りたい、という素直な作品。
宇という少年を魅力的に造形しようと苦心しています。
・・・、この「そらのものがたり」は、60歳の主婦(英米文学科卒)が書かれた作品であり、流石、書き慣れていらっしゃる、と素直に思いました。・・・
受賞には漏れましたが、
 病院生活を余儀なくされている老人と子供たちのやりとりを最後には美談に仕上げた「空色の車」は、にぎやかな優しさが溢れています。(落選1)
 労働者の父親や自分の住む町を嫌悪する15歳の少女が、父親の病気を機に家族を見直す「えくぼ」は、幼くはあるけれど読後感は良い。(落選2)
 また、広島に生き続ける原爆と戦争の悲劇を、当時の少年の目で描いた「老鐘」は、これからも繰り返しかかれるべきテーマでしょうが、人生の長い時間をこの枚数に書き込むには無理がありました。(落選3)
 選考の結果はこの通りです。けれど最終候補に残らなかった応募作も含めて、書くことの効用は確かに在るのだと信じられました。書くことでしか発見できない自分があり、書くことでより深く遠くまで見る力がつき、そして一段高い場所で背伸びが出来るのではないでしょうか。
 以上が、2015年5月16日付け新聞の「第47回中国短編文学賞」の書評記事でした。
高樹のぶ子さんに一言苦言を呈させて頂きますね。
お忙しいお立場は同情に値しますが、選者として責任ある立場に立たされたなら、応募作品約300編の「タイトルリスト」くらいは、お読みになってから、選考作業を進められるのが宜しかったのではないでしょうか。もしくは、事務局に『「タイトルリスト」を見せて!』くらいは言われてもよかったかも・・・。
少なくとも、『けれど最終候補に残らなかった応募作も含めて、』という余分な文章は、貴女の作家人生にとっても、書かれない方が宜しかったのではないでしょうか。
 何事でも、嘘はいけませんよ。
文章を丁寧に読めば、嘘は読者に直ぐに伝わるらしいです。
高樹のぶ子さんに、もう一言、よろしいでしょうか。
貴女は、選者に選ばれた時、「作品が放つ熱気期待」と華々しく打ち上げて、応募作品を募集なさいました。また、「私も個、応募してくる人も個。そのぶつかり合いで発生する熱にも大いに期待したい」と結んでおられました。
 この貴女の期待に答えるべく、300名という多くの応募者が作品を寄せられたはずなのですが、その期待に最も答えてくれた作品が、「穴のあいた軍手」だったのでしょうか?
高樹のぶ子さん、貴女が、300編の作品の内、わずかに6作品しか読まれなかったことは、明確に読者に伝わって来ています。その6作品でさえも、丁寧にはお読みになっていないことを暗示する箇所が随所に見受けられます。
 応募者の方々は、新聞発表を心待ちにされていたでしょうが、大賞作品、優秀賞2編を読んでみて、がっくりなさったのではないでしょうか。
  『私の作品は、これ以下と断言された?』
作品が放つ熱気期待」と銘打ったなら、300作品に対して、各1分づつでも読んでみてあげるくらいの熱意が期待されたところではないでしょうか?
少なくとも、タイトルくらいは皆、読んでみて、『あらっ』っと感じた作品には目を通してみる勇気、応募者への礼儀、が必要だったのではないでしょうか。貴女のセンスに対して、大いなる疑問を感じた「中国短編文学賞」でした。〔乱筆不悪〕
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 こんにちわ、皆さん。筆者の大山宏です。
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 このブログを書いたのは、今から2年前の2015 7/14 でした。以降どういう訳か毎月数10件のアクセスを頂き、今も続いているのです。有り難いことだと感謝しています。
 その後ですか?
短編小説を15編ぐらいと、長編小説を件書き、順次ブログ「光世界の冒険」で公開して来ています。自費出版しないのには理由があります。
それは、『自費出版したら、その1冊で300万円~500万円かかるのです。そして大抵は売れなくて、その一冊で作家人生が終わりになるから』です。
 それはともかくとして、1年後に私は、「オバマ大統領へのお手紙。核の先制不使用の宣誓をされないなら、ノーベル平和賞を返すべきです」というブログを発信しました。
この「オバマ 核の先制不使用宣誓」に関するブログは、世界中からアクセスがかかり、私のブログは炎上して、プロバイダーから、関連記事を半分ぐらい削除されるに至りました。
 昨年の9月中旬~10月下旬の出来事でした。
 以下のコメント文は、その政治運動の結果報告です。
結果1、多くの方々が「オバマ大統領、核先制不使用をあきらめるなら、ノーベル賞を返すべきです」という記事にアクセスして下さいました。世界中からアクセスがあり、英語でのコメントも返信されて来ました。感謝感激です!
結果2、名古屋に経済界のドン(最高実力者)がおられますが、その人と(猪野亨氏のブログ上で)議論を戦わせ、そのドンが、『分かった。(子分達よ)オバマに反対するなら代案を出せ!』と、鶴の一声が発せられたのです。
 そこまでは良かったのですが、何せ70年間も、右翼の人達は「日本も核武装すべきだ」という論陣を張って来ていたのです。『そんな事今更言ったって・・・、』と言い合って、内部抗争に発展して行ったのです。
そして、右翼の下っ端の連中が、わざわざ広島の私が住んでいる自宅にまで、やってきたのです。自宅前で右翼と口喧嘩(くちげんか)になりました。パトカーが3台やって来ました。
結果3、そして私は警察に連行され、その日の夜遅く、精神病院に措置入院させられたのでした。
結果4、病院の中のテレビでは大統領選挙の真っ最中でした。私は、今か今かと、オバマ大統領が、核先制不使用の宣言をされるのを待っていました。
 あのオバマ大統領宛ての手紙の中には『クリントン圧勝と世界平和への第一歩となります。英断を!』と訴えていたのです。しかし、オバマ大統領は『そこまでしなくてもクリントンは勝よ。クリントンが勝利宣言を出した後に、おもむろに核の先制不使用の宣誓を行えばいい。』と、安易に思っておられたのでしょう。
そして、その結果は皆さんが良くご存知の通り、クリントンはトランプ氏に敗れて、現在の世界情勢につながっているのです。
《これ、ノンフィクションですよ。短編としても面白いでしょ。(^o^)。》
 『 神がその方向を選ばれたのですから仕方がない。』
と諦め、以降私は、精神病院を抜け出すことに最大限の努力を重ね、1月15日に退院いたしました。私は政治犯扱いでしたから、~1年間の長期入院は大いにありうることでした。
 しかし、優等生を演じたお陰で、3か月と11日間の入院で済みました。
 以降は、このブログ「光世界の冒険」の執筆に専念しています。縁とは真に不思議なものです。そのお陰で最近、「暗黒物質・暗黒エネルギーが亡霊である事、机上の空論である事を発見できたのです。  実に不思議な縁でした。
 そこで改めてのお願いです。
銀河同士の衝突事件の真相」という最新記事にアクセスしてみて下さいませんか。
小中学生にも分かるように父兄参観日の風景でやさしく語っています。きっとあなたも満足してくださるでしょう。
 コメントも遠慮なく書き送って下さい。
!Good Lack! H. Oyama (大山宏)
という訳で、あなたもこのノンフィクション短編小説の登場人物の一人として いつの間にか、物語に参加していくことになるのでした。
 乱筆不悪!

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コメント

高樹のぶ子女子宛てのこのブログを書いたのは今から1年以上前ですが、毎月、数十名の方からアクセスが続き、正直驚いています。7作品など自費出版するのも面倒なので、7作品はこのブログで公開しました。
その中で特に高樹のぶ子女子や中国新聞社内で是非読んで欲しかった作品は、「奴隷の手をお書きになった記者様へ」と題した作品でした。今年ももうすぐ8月6日の原爆が広島に投下された日が近くなって来ました。
高樹さん、あなたは隣の山口県のご出身でしたね。あなたはこの作品を読んでみる必要があるような気が今もしているのですが、如何でしょうか。「奴隷の手」とはマジックハンドのことですよ。放射性物質(危険物)を取り扱うマジックハンドのことです。

投稿: | 2016年8月 1日 (月) 23時24分

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