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2015年12月 5日 (土)

童話で語る「音声意図学」・・・父兄参観日の場を借りて。

 これまで約1ヶ月の間、ヘボン式分析手法を駆使して「音声意図学」を展開し、縄文時代のことばを探して来ました。
やたらと、(50音テーブル)が出て来て、閉口された方も多かったかと思います。
そこで今日は、これまでのお話を、小学生にも直感で分かる「童話」でまとめてみたいと思います。
Photo
 フィボナッチぼうやは、”しりとりゲーム”の遊びを、思い出していました。
『前の人が言った〔ことば〕の最後の〔ことば〕音が先頭音になる〔ことば〕を探し、つなげていくゲームだけれど、思い付きやすい〔ことば〕と、思い付きにくい〔ことば〕とがある。
いったいどんな分布になっているのかな?』
と、考えて、上の絵のような道具箱を持って来て整理してみることにしました。

 標本箱みたいな入れ物で、4段重ねになっていて、その中は、50個のマス目に分かれていました。仕切りの沢山ある、花見の時に使う「重箱」にも似ていました。
それから、思いつく〔ことば〕を小さな厚紙に書いて入れ、書いては入れ、を繰り返してみたのです。
 最初は、「あ」のが最初に来る〔ことば〕を書き入れていきました。思い浮かばなくなると、
次に、「い」が最初に来る〔ことば〕を探しては、書き入れていきました。
「あいうえお」までの〔ことば〕札を入れ終えた状態が、上の図だったのです。

 次に、フィボナッチぼうやは、「か」が最初に来る〔ことば〕をその後ろの小升に入れていきました。
Photo_2
 「わ」を終わり、「ん」を考えてみて、
『「ん」は最後にだけ来ることばなので、しりとりゲームでは使ったら負けになる』ことを思い出しました。50音別の「しりとり表」の完成です。
簡単に幾つでも思い付く〔ことば〕と、中々思い付かない〔ことば〕があることに、改めてびっくりもしたのです。
 フィボナッチぼうやは、各小升ごとに入っている〔ことば〕の数を数えて、表にしてみました。
    「しりとり」必勝”トラの巻き” ・・・ フィボナッチ      
          あ   い    う    え    お  
あいうえお   25   27   15   10   26 
かきくけこ    55   35    19   19   43 
さしす・・     26   75   15   24   17 
たち・・・      28   19   13   19   28 
なに・・・      14    9    3    5    6 
はひ・・・      34   23   27   10   18  
まみ・・・      13   12    7    8   12 
や・ゆ・よ      9         7        12 
らりるれろ      5   11    2    4    5 
わ           6          


 全部で、800枚の〔ことば〕カードがありました。
でも、中には、数枚しかカードが作れなかったものもあります。これでは、「しりとり」必勝”虎の巻”とは、とても言えません。
『何か良い手はないものか?』と、フィボナッチぼうやは考えて、こっそりお姉さんの部屋に忍び込んで、国語中辞典を持って来ました。
 そして丁寧に、〔ことば〕の数を数えていったのです。
  以下が、その結果表です。
 国語中辞典      
          あ   い  う   え   お  
あいうえお   31  34  19  12  32  
かきくけこ    69  44   24  24  54  
さしす・・     33  94  19  30  21  
たち・・・      36  24   17  24  35  
な・・・       17  11   3   6   7  
は・・・       42  28  34  12  23   
ま・・・       17  16   9  10  14  
や・・・       12       9      14  
ら・・・        6  13   2   6   6  
わ・・・        8   

 『な~んだ、ちょっとだけしか増えてないぞ。全部で1000語余りしか出てないや。
「らりるれろ」なんかは、1枚か2枚、増えただけじゃあないか』。フィボナッチぼうやはがっかりです。
しかしこのぼうや、ころんでもただでは起きない性格を持っていました。
高校に通っているお兄さんの部屋に忍び込んで、「現代漢字辞典」という本を持ち出して来ました。
そして、うしろの方に付いている「音訓索引」を用いて、文字数を数え上げてみたのです。
「”カタカナ”は外来語だと聞いていたので無視して、ひらがな〔ことば〕だけを数えて行きました。
     現代漢字辞典「あいうえお」分布表
改現代   あ   い    う    え   お    
あい・・  212  136  124   18  163  
か・・+が 207+5 66+1 115+0 19+1 107+3 
さ・・+ざ  100+5 121+5 78+4 15+1 44+0  
た・・+だ 155+7  38  142   9+4 81+6  
な・・・・   97    39    21  24   44    
は・・ば  126+7  94+0  63+4 15+2  53+1  
ま・ M  102   66   48   29   63   
や・ Y   56        36        52   
らりるれろ   2   1    1    0    0 計4個  
わ W   55   ---       ---   ---   --- 
 総計          3037+b56    
3093

 詳細に数えて見てびっくりしました。厚い本なのにもかかわらず、「らりるれろ」を先頭音に持った〔ことば〕数が、4個ほどしかなかったのでした。
同時に、「がぎぐげご」「ざじずぜぞ」「だ・・・」「ばびぶべぼ」ことばも極端に少なかったのです。
フィボナッチぼうやは『漢字は中国から来た外来語だったんだ。だからその読み方は皆、カタカナで表示されていたんだ。とすると、”ひらがな”で書かれていたこの〔ことば〕は、「大和ことば」ということだな』、と思いました。
 こうなってくると、『「しりとり」ゲームなんかどうでもいい。』という心境になったようです。
フィボナッチぼうやは、小学校で使っている「学習漢字辞典」で確かめて見ることにしたのでした。
 そうしたら、更にびっくりすることが起きました。
らりるれろ」が先頭に来る〔ことば〕が全くなかったのでした。「がぎぐげご」「ざじずぜぞ」などの濁音ことばも、もっと少なくなっていたのです。
 『これはどういうことなのか?』とフィボナッチぼうやは考えています。

 フィボナッチぼうやは、先生から与えられた「標準当用漢字辞典」の本のことを思い出しました。その本を使って同じ結果になるのかどうか、調べてみることにしました。
 結果は、
           「標準当用漢字辞典」  
      あ    い    う    え   お     計
当用あ 110   91   68    9   97    375
当用か 108+2   31   64   10   65+3  278+5
当用さ   57+2 59+2  42+1  12+2 23+1  193+8
当用た  81+3 16    80    5+1 56+2  238+6
当用な  50   18   12    9   20   109
当用は  70+3  49   29+1    7+1  25   180+5
当用ま  66   41   27   12   30   176
当用や  33        20        32    85
当用ら   1    0    0    0    0     1
当用わ  32                         32 
計 608+10 305+2 342+2 64+4 348+6 1667+24 
             1667+24           〔 1691 〕
 という具合であって、「学習漢字辞典」と、そっくり(瓜二つ)なのでした。

 フィボナッチぼうやは思いました。
『漢字や外来語除けば、日本語は、古くから伝えられている話ことばばかりということらしい。
 中学生のお姉さんが持ってた国語大辞典は、現代の日本語だろうな。
 高校生のお兄さんが持っている漢和中辞典は、大和時代のことばらしい。
 小学生のぼくが持っている「学習漢字辞典」や「標準当用漢字辞典」で、ひらがな〔ことば〕だけを抜き出してくると、それは、大和時代よりも、もっと以前の〔ことば〕だということになる。
大和時代の前となると、弥生時代しかない。
きっと弥生時代に日本人が話していた〔ことば〕が、小学校で国語の時間に教えられているんだ』。
 そう思ったフィボナッチぼうやは、「しりとり」虎の巻で使っていた50個の升目に分かれた重箱を使って整理してみました。
Photo
 一番上に現代の日本語の「あいうえお・・」分布が50音表として乗っかっています。
二段目の箱に、大和時代のことばが、50音別で小升に入っています。
三段目の箱に、弥生時代のことばが、上と重なるように入っています。
四段目の箱が、縄文時代のことばが、入る箱ということになります。
 上記の図では、「あ」が頭文字である〔ことば〕だけが、二段目、三段目に絵的に描いてあります。
「あいうえお」に関して推定計算をした結果、下表の値が得られたのでした。

      表3 「あいうえお」ことば使用頻度表
            あ   い    う   え   お  
現代(AD 2000)  317 225  189  36  256
大和(AD1BC1 342 222  204  27  274
弥生(BC 4000)  337 239  213  13  296
縄文(BC 6000) 333.7 257.6 222.6  6.8 319.7


  子音(かさたな、はまやらわ)に関しても同様の推定計算をフィボナッチぼうやは行なっていったのでした。
上図で説明すると、上3段の重箱の数の並びから、最下段の縄文時代の〔ことば〕の分布が、論理的(数学的な)方法で、導き出て来たのでした。
長くなりましたので、その方法に関しては、明後日のお話と致しましょう。
 お休みなさい。
     2015年12月 5日 H.Oyama(大山宏)

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コメント

「音声意図学」を「父兄参観日」の場を借りて、1年半前に語っていたのを思い出しました。これは是非お勧めできますよ。小学校高学年~中学生でも読めると思います。是非、自分の国の言葉で読んでみてくれませんか。きっと大人が皆「裸の王様」に見えて来ますよ。Hiro.Oyama
Reminded me of speech intention of parent's visiting day, talked about a year and a half ago. It is recommend you. Elementary school and junior high school students to read and think. You won't come and read in the language of their country. I'm sure you'll see "the naked King" were all adults. Hiro.Oyama

投稿: 大山宏 | 2017年7月25日 (火) 11時50分

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