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2016年1月28日 (木)

S19 サハラ砂漠 を造った天体M。Celestial body M that created the Sahara Desert. The roar of reuniting on the other side of the world. 地球の裏側で再集結する暗黒の轟音。

灼熱の氷惑星(高橋実)
  クライマックス・シーン! 

第Ⅳ-1図に示されたノアの異変心央位置はグリニッチ(グリニッジ)経度でいって東経50度である。心央点の緯度は、北緯23度とみた。
これを通って東西に、赤道に対してほとんど平行に天体Mの正面が通過したわけである。

Photo_2

 

大砂泥流を含んだ巨大なスプラッシュサハラ砂漠の真上を飛んだが、主力スプラッシュの水量は数十京トンあるいはそれ以上とみられ、30数Km/sec から 11Km/sec という高速度のものが大部分で、サハラ砂漠が現在ある場所の上空を、20秒か30秒の間で通過し、大西洋の遥か上空に出て、地球を離脱していった。

秒速で 11Km/sec より以下、 8Km/sec までのものは、地球の長周期衛星となった。
8Km/sec 以下のものは、円軌道衛星のコースをたどりながら、次第に地球に落ちてゆく。
もっと速度の遅い、数Km/sec の大砂泥流は、サハラ砂漠を一瞬のうちに造った

たぶん1000秒くらいの間に、大砂泥流はサハラ砂漠がイマある場所を流れたに違いない。

《 超豪雨 》

ノア時刻で +100秒から +200秒の時分に、このサハラ砂漠が今ある地域は、ほぼ午前5時から午前2時までの時間帯にある。心央域のシナイ半島が午前6時である。直撃から4時間の後には、この茫漠たる大災害地域は、朝を迎え、白日の下にさらされるはずである。

だが、誰がそれを観察し得よう。この災害地域に近づき得る人が居たとも思えない。何しろ、その前に、直撃から1時間半ほど経って、地球を一回りして来たスプラッシュの第一陣が---これは速度の遅い、しかし円軌道に近い方のスプラッシュなのだが---再びこの災害地域を襲い始めている。

似たような軌道の小粒のスプラッシュが全世界を襲っているであろう。こうして、旧約聖書に、”雨は40日と40夜、地に降り注いだ”と記されることになった起豪雨現象が、直撃後1時間余の後には、始っている。さらに、そればかりではない。

砂泥流を運んだ巨大な水流は一挙に大西洋に入り、それから途方もない大きな津浪(津波)---おそらくはじめの波頭の高さは数万メートルもあるような津浪---となって南北両大陸を襲い、さらに1日か2日の間には、ほとんど世界中の沿岸平野を海の中に沈める。

世界各地の住民は、たぶん、最も遠い所に住んでいた民族でも、1時間毎に数メートルづつくらい水かさの増してゆく海に、びっくり仰天したことであろう。この増水は、普通の干満のように、やがて退くどころか1日も2日も続き、そして気が付いた時は、広漠たる平野が全部、海となっている。

遠いところ、つまりノア地点から見て対蹠的な位置にある民族は、こうして、比較的ゆっくりした、しかし規模の大きい変化を経験したのだろうが、もっと近いところにいた民族は、もっと大変な目に遭っていた。その代表的なのが、メキシコ湾岸の諸民族であった。

《 押し寄せる水、水、水・・・ 》

ノア異変の直後、大西洋に流れ込んだ巨大な砂泥流は、エベレストよりも高いような水流をつくりながら、それでも海に入って次第に拡がり、高さは減じ、幅は拡大されていった。それでも、その主力は、真直ぐにメキシコ湾を指して押し寄せた。
ここが、主力スプラッシュの方向なのであった。ここでは、海面が高まってゆく速度は1時間に数十メートルにも達したであろうと思われる。

南米と北米とをつないでいる地峡帯が、この津波を遮って太平洋に逃がさなかったので、太平洋の西の岸の諸民族は、お陰で助かったともいえようが、メキシコ湾岸は、そのため、最大の災難に遭った。

1時間毎に数十メートルづつ水カサの増す海は、もし陸地平野の傾斜が100分の1勾配(100メートル行って1メートル上る)になっているなら、1時間に 3Km づつの速さで陸地にはい上がってくる。
この速度は人間や動物が、必死になって逃げのびなければ助からないような速度である。

事実、古伝説や古記録には、この地域---それも大西洋岸の方を指すわけだが---に住んでいる人々の間に、このようにして人も動物も必死になって逃げた伝説が今なお残っている。

メキシコ湾岸およびその南北の隣接海岸を襲った超大津波は、ノアの大砂泥流をつくったと同じような、速度の遅いスプラッシュ---ほとんど地上に沿ってそのまま地上を流れたスプラッシュで、直接に大西洋に入ってから、おそらく数時間後に南北両大陸の岸(大西洋側)を襲っていると思われる。

それは経度からみて、午前零時ないし午前2時頃から始まっているように見える。というのは、ノアの直撃のあったとき、メキシコ湾はまだ午後十時頃であるが、超大津波が2~4時間で大西洋を渡ったとすると、午前零時から午前2時頃に、人々はこの難に遭い始めた。

真夜中、何が何だかわからないが、とにかく逃げなければ、海に呑まれてしまう。いや、正確にそれが海なのだとは、誰にもわからなかっただろう。闇の中を押し寄せる水は逃げても逃げても、高まってくる。
そうして、夜が明ける頃になっても、水は退かなかったのである。それは新しい海であって、昨夜人々が寝た家は、その時以後、海底になった。

《 暗黒の轟音 》

あるアマゾン流域のインディオは語り伝えをもっているという。
『あるとき天地もとどろくような物凄い音がした。全てのものが暗黒につつまれ、この後大雨が降り始めた。雨はすべてのものを洗い流し、全世界を水浸しにした。』

多くの類似の伝説の中でも、このアマゾン流域のインディオに伝わる天地もとどろくようなもの凄い音というのは、非常に特徴的だ。

音の発生を伝えた伝説は比較的に少なく、またなぜ洪水異変のときに音が出るのかも明らかではなかったが、ここではそれを、時速千数百Km以上の超音速で進行するところの超大津波の水の壁が、その前面につくり出す高圧の空気の衝撃波であったと解釈すれば、すべてが氷解する。

この水の壁は高さ数千メートルで、超音速で進行し、しかも横に数千Kmに拡がって、大西洋を渡ってゆくのであると考えられるから、大西洋上の大気を引っさらえて圧縮するような勢いで進むように思われる。

勿論、空気もそれに対して抵抗するので、水の壁は次第に速度を落し、音速より低くなりかかった瞬間に、それこそ天地もとどろくような音を出すであろう。この音を聞いたのがアマゾン流域のインディオであるということに、私は深い得心を感じる。

貴重な伝説を遺しておいてくれたものだ。この音の伝説を考えると、暗夜の大西洋を渡る高さ5000~6000メートルもあるような超大津波というイメージは、おそらく間違ってはいないだろう。ただ、それは暗黒の大西洋での出来事である。

誰もこれを見ることのできたものはないだろう。まことに、見たことも聞いたこともないような大事象であるけれども、スプラッシュの水量とその速度とを研究してゆくと、このような推理に到達するわけである。

この超大津波が南北両大陸の大西洋岸を襲ったと考えれば、この地域に残っている古伝説の内容はほとんど全て理解できるし、それらはまた事態を極めて正確に描写したものであったと知れる。実際、このような超大津波は高い山を襲うこともできたはずである。

《 水びたしの地球 》

大西洋に直接入ったスプラッシュと、数十日も降り続く雨の原因であるシブキのようなスプラッシュと合せて、ノア異変のあと、地球の海面は100メートル以上も上昇したのではないかと思われる。
おそらく、最初に大西洋に入った分だけの水によってでも数十メートル、世界の海面は上昇したであろう。平野は失われ、それは海の底に移っていった。

生き残った人々は、数日の後、自分の周囲の世界がすっかり変わってしまっているのに気がついた。自分は山に登って逃げたつもりであった。しかし、そこが実は海岸になっていた。自分達の平野はどこへいったのか? いったい何が原因でこんなことになったのか! 

遠い大陸で起った一大異変のことは知る由もなかった。突然に水が増えたのだ。ただ、雨が降っていた。たぶんこの雨が、世界を水浸しにしたのだろうと考えた---。

大異変の原点の位置を、訪ねてゆこうとする人もなかっただろう。ただ、スプラッシュは進行方向に対して横の方向には、あまり大きな被害を与えない。つまり、巨大なスプラッシュの一派が南北両大陸を襲ったのに比べると、直撃地点から南および北にあるエジプトとヨーロッパの諸民族はかなり安全だった。

さすがにこの巨大な事象の二次衝撃には気がついたが、やはり事件は暁闇に起きていた。見聞きすることは、直撃よりも後におきた二次的な事象に過ぎなかった。みんな、生き残った自分達のことに忙殺されていた。

人類がサハラ砂漠に気がついたのは、ずっと後になってからであった。後から生まれてきた人類にとって、サハラ砂漠は始めからそこにあったものとしか考えられなかった。

3 サハラ砂漠の残した手がかり へ続く

・・・ 宏のコメント ・・・
地球上の一点(例えば日本の広島県)で、ものすごく大きな声や音を出せば、その反対側(地球の裏側)でその音は再集結するのです。これは物理というよりも、数学で証明できる自明のことなのです。
 これが「非ユークリッド幾何学」の原点でもあると言えるでしょう。
  天地もとどろくようなものすごい音とは、この物理現象そのものなのです。
(高橋実著)
2016 1/28  大山宏

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