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2016年1月29日 (金)

S20 桑田変じて蒼海となる。Kuwata changed to become Soukai(Blue Sea).The direction of the splash. At the same time, the invasion course of the celestial body M! Sequence of Events:事象の生起順序「灼熱の氷惑星(高橋実著)第四章」

原書房様より約50年前に発行された本よりお届け中。何としても復刻版が待ち望まれます!

サハラ砂漠の残した手がかり

 "砂"が天体Mからきているという新しい分析の手がかりを得たことは、天体M仮説を一挙に地球上の多くの事象に結びつけてしまった。
もちろん今までにも、この両者、すなわち天体Mと地球との関連はあった。
 水と氷とである。

しかしこの二つは、溶けたり、形を変えたり、あるいは異変を起すにしても一ヵ所に起きた事の効果を、まんべんなく全地球に拡大したり、そういうことをするので、
いつ、どこで、何が起きたのかを直接的に示す方法がなかった。

 しかし、"砂"はこれら二つの重要物質とは異なったものであった。
形があり、何億年でも、その姿を残していた。
 砂は天体Mと地球との関連を示す超重要度の証拠物件となりそうであった。

《 罪九族におよぶ? 》

 "砂"の挙動が明らかになってくると、砂と似たような他の物体の挙動も説明がつくようになる。地球上にあるにしては妙な形での存在のしかたをしているものが、天体Mの中で造られ、そうしてあるチャンスに、地球へ移動して来たものではないか? と考えることが出来るようになるのである。これは後で述べる。

 このような考察が逆に、天体Mの成因考察や、あるいは天体Mの水力学、それと地球との衝突の理論などを、どんどん修正したり、補強したりすることになるのである。
 こうして、私が時々使って来た言葉としての回帰検討が始まるわけである。

回帰検討の対象になった事象や理論は、平たく言えば相互扶助の関係にあった。一つのことが確かになってくると、親類縁者の関係にある五つか六つの事象が、いっぺんにその影響を受けて、確度を増して来るのである。

 もちろんその逆がある。
一つのことが否定されると、親類縁者の関係にある理論が全部、ひっくり返ってしまう。罪九族に及ぶというわけである。それだからこそ、私は一つの新しい事態に出会うたびに、冷や汗を流し続けてきた。

それが九族を助けることになるのか、九族を罪に陥れることになるのか?

《 スプラッシュの方向 》

サハラ砂漠を下に見て、スプラッシュの飛んだ方向を示す第Ⅳ-1図は、同時に天体Mのコースを示していた。そう考えねばならぬものであった。(図を再録しておきます)

Photo_3

・・・、そうだ! この考え方の中にも、あまりにも簡単であるが故に、公知のことのように錯覚して改めて考える必要もないとして見過ごすような、そういう大切なことが、隠されている。

"砂"がそこに居てくれなかったとしたら、私は、どうしてスプラッシュの正確な方向を決定することができただろう?

 考えてみればこのノア大異変と呼んでいる一連の事象には、方向性というものが極めて重要な因子を占めていた。後で登場する
直接衝突は、考えてみれば無方向性のものが多い。してみると、方向性という因子は間接衝突につきもの のようなことなのであった。

 宏のコメント:高橋実氏は『直接衝突は、考えてみれば無方向性のものが多い』と述べておられますが、私は逆に『直接衝突には、方向性が明確なものがほとんどである』という事に気が付きました。それを「地球政経手術の跡。ヒマラヤ山脈もマリアナ海溝も痕跡」のジャンルで発展的に紹介しています。末尾に案内をしておきます。

高速度の噴流・・・それは方向性そのものであった。これを逆にいうと、方向性が見出されたということが、そういう噴流があった、ということの証拠になるわけであった。噴流があったということは、あの天体Mの内部に生ずる異常水圧と、それをさえぎる氷塊によるノズルの形成というイメージが、真実に近いものであったということなのである。

読者にも次の章を読まれれば、直接衝突の方が、ノア異変のような間接衝突よりも、はるかに常識的(!)な事象であることが、判ってくるものと思われる。その方が、確率としても多いのだ。

ノア型異変というのは、かなり特殊なものなので、それには超高速度の噴流が伴っているのである。だが、そういう間接衝突と直接衝突の性格識別の論議は第六章に廻すとして、もう少し別のことを考えておこう。

スプラッシュの飛んだ方向は、それをそのまま天体Mの地球に対する相対速度の方向であるとして、つまり天体Mのコースなのだとして、さてそのコースは(第Ⅳ-1図によれば)余りにも見事に赤道に沿って、平行に走っている。
 これは偶然なのであろうか?
  必然なのであろうか?

これを解釈するには陥井がありそうだった。安易に考えると、"チョンボ"を犯しそうな問題である。私は第Ⅲ-6図(前章)を、もう一度チェックしておく必要を感じた。

Photo_4 (第Ⅲ-6図を再掲載します)

もし、このノア異変が、春分点で起っているなら、その時の地軸の傾き方は割合に簡単にわかる。

しかし、旧約聖書の記録では2月27日とある。これが春分点より少々先立った日付だとするなら、その時の自転軸の方向はわずかながら首(北の方向)を地球軌道の外側に振っているのである。

この状態で、天体Mのコース(相対速度の方向)が第Ⅲ-6図のように地球軌道に対して相対的に垂直に近づいてくるものとすると、サハラ砂漠図の方ではわずかに赤道との角度が変わって、スプラッシュは北の方に振れるはずである。

 それが平行になっている。

とすると、どちらが違っているのかわからないが、可能性としては第Ⅲ-6図が修正されるべきなので、この図の天体Mのコースは太陽に近い方が下寄りに傾くべきこと(直角ではないこと)になる。


そうして、ノア異変の心央点は午前6時よりはもう少し先へ進む(7時の方向へ)のである。ただ、サハラ砂漠そのものが不整形のものでもあるので、本当に赤道に平行に飛んだのか否か、わからない点もある。


それ故、いますぐ第Ⅲ-6図を修正するのは見合わせておく。ただ、先に第Ⅲ-5図で触れた日蝕現象は、あった、という確率が強くなってくる。天体Mの速度が本当はもう少し早くて、地球を追い越す型であったことが、ほぼ確かめられる。

第Ⅳ-1図で、天体Mのコースの中心線が北緯23度にきている。これは地軸の傾き(23度半)とは無関係なのである。両者が偶然似たような数字を示しているに過ぎない。天体Mは両者の数字を合計した角度の所を通っているのである。

《 古伝説は語る 》

平凡なことのようだが、スプラッシュが東から西へ飛んだということを、もう一度確かめておこう。これは聖書その他の古伝説等に、3月という記述が出ており、かつそれが朝方に起っているという推定から決定されたものだ。既にこの事は第Ⅲ-5図等で述べた。

いま、それを、アマゾン流域のインディオが聞いた天地もとどろくような音と、そして南北両大陸の諸民族の伝説にある高い高い潮の事象とを合せ考え、スプラッシュの方向がそちらに向いていたのだ---ということを再認識しておく。
スプラッシュは絶対にインドやビルマの方向を向いていたのではない。これらの地域は、真にきわどい所で、大災害に対しては最も安全な位置に立った。

スプラッシュによるシークエンス・オブ・イベンツ(sequence of events:事象の生起順序)は、このようにして、世界各地に伝わる大異変の伝説を見事に説明し直すことができる。『一見、非常にバラバラで、違った時に起こった異変か?』と思われることに、関連がついて来たのである。

ビルマに現れた「黒衣の人(僧)」が悲痛な警告を人々に与えたのも、同じ異変の時のことなのであった。一般に東洋の地域には大異変に対する伝説が少ない。それは直撃地域の真うしろに居たからであろう。

 この点が、ヨーロッパ系諸民族の間にノア洪水の言い伝えが深く刻み込まれたのとの差である。ただ中国には、それと思わしい言葉が一つ二つ残っている。「桑田変じて蒼海となる」という言葉が残っており、また、「天が落ちてくる」、と叫んだ「杞憂」という言葉が残っている。
(高橋実著)
2016 1/29
 宏のコメント:高橋実氏は『直接衝突は、考えてみれば無方向性のものが多い』と述べておられますが、私は逆に『直接衝突には、方向性が明確なものがほとんどである』という事に気が付きました。それを「地球政経手術の跡。ヒマラヤ山脈もマリアナ海溝も痕跡」のジャンルで発展的に紹介しています。

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