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2017年1月18日 (水)

尾ひれが付く噂(うわさ)話(救急車・パトカー)

 田舎では、うわさ話があっという間に伝達されます。今日はその情報伝達の仕組みについてお話ししましょう。
まずは、救急車がサイレンを鳴らして、村中を走ったとします。
そのサイレン音を聞いた村人は、その行先をあらゆる手段を使って聞きまくります。「どこの家に行ったのか?誰が運ばれたのか?」
「どこに搬送されたのか?」
「彼はどんな持病を持っていたのか?」
個人情報や秘密なんて存在しないのです。村が幾つか集まって町を形成していますが、その町が4000人の住民がいたとして、そのうわさその日の内に全町内を駆け巡り、知れ渡ってしまうのです、なんせ暇な人ばかりなのですからね。
 救急車のサイレン音でその状態ですから、パトカーサイレンを高らかに鳴らして走り過ぎればそれどころの騒ぎではありません。
近所の人に根掘り葉掘り聞きまくり、どんどんと話しが盛り上がって尾ひれが付いていくのでした。
 実例ですか?
ありますよ、つい最近、私がその被害にあったのです。病院から退院して出て来たら、村中どころか住んでいる町中の人々から「大丈夫ですか?」と声を掛けられました。
図書館司書の方と偶然あった時のまず一発目の言葉が「元気になられたのですか?」でした。『どんな情報が飛び交っていたのか』と探ってみると、「パトカーに逮捕されて、警察に連れていかれ、その後精神病院に入院されていたのでしょ。」という反応が返って来ました。
3か月と半月、病院に閉じ込められていました。えらい目に会いました。右翼の連中に・・・」と事情説明をしようとするとさえぎられ、「警察官だったのでしょ。貴方は警察官を右翼の連中と間違えただけですよ。病気は完治したのですか?薬は飲み続けなければいけませんよ」と続くのですかららちがあきません。
こういう時の対処方法はいたずらに事情説明を試みるのではなく、静かに時が解決してくれるのを待つのが一番いいらしいです。

 話に尾ひれが付いていく過程の解説です。
別に隣人が喋りまくった訳ではないのです。ただ単に質問に見聞きしたことに邪推(じゃすい個人的見解)をホンのちょっぴり加えただけの話なのです。あとは伝え聞いた人々が適当に、その内容をふくらませて伝達していくのでした。
 話の発展方向は決まっています。
悪い方に尾ひれが付いた方が うわさ話としては面白いと相場が決まっています。良い方向への話なんて、門口からちっとも出て行きませんが、悪いうわさは千里の道を走るのでした。

 どうして良い方向への話は門口からちっとも出て行かないか分かりますか?
セライがあるのです。周りの人が幸福になっていくのが妬ましいのです。周りの人が不幸になっていけば、『あれよりは自分の方が幸せだな』と、どうしても思ってしまうらしいですな。
心当たりがあなたにもあるでしょ?

「どうして3か月余りも精神病院に閉じ込められる羽目に陥ったのか」という質問ですか?
それはね、長くなるからその内にお話しすることにしましょう。今日はここまで!

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