旅行・地域

2016年8月22日 (月)

観光たっぷり北欧周遊8日間の旅、HIS添乗員の山口さん、私はやっぱり晴れ男だったでしょ。

 昨日夕刻、広島に帰って来ました。郵便受けには山のような手紙の束が押し込まれていて閉口しましたが、泥棒が物色した気配もなく、一安心です。近所には帰りがけの足で2人でお土産を配り歩き、閉め切っていた部屋を開け放ち、扇風機をガンガン回して部屋内部の熱気を追い出そうとしましたが間に合いません。(我が家にはエアコンはないのです)。
 たまらず、風呂に飛び込んでシャワーをあびました。

 この10日間、デンマーク・ノルウェー・スウェーデンの間、好天続きで、関東や北海道で台風が吹き荒れている地方の方々には申し訳ないという気持ちがしています。私が自分の頭上の天候のことを願ったばかりにとばっちりが周囲に及んだのではないか、と心配しております。
 絶好の好天はノルウェーの3日間でした。現地の人々も年に1回あるかどうかという雲一つない好天に恵まれ、フィヨルドの旅:U字谷の絶景を楽しめたのでした。
コペンハーゲンでは時折雨が降ったのです。ちょうど人魚姫の像の前で、写真を撮ろうと像に近付こうとした時、ひとみさんが足を滑らせて腰をしたたか岩肌にぶつけてしまって、ちょっとかわいそうでした(おしりに大きなあざが出来ていました)。濡れた岩肌は特に滑りやすいのです。
 デンマークからは豪華客船でオスロに向かいます。朝の4時ごろにデッキに出て見ると、南方の空は晴れ、北の方からは真っ黒い黒雲が迫って来ていました。私は心の中で念じたのでした、『この黒雲、今の内に降ってくれ。そしてフィヨルドの旅の間は晴れ渡ってくれ』と念じたのでした。出発前、HIS添乗員山口さん(長崎県の山口県さん)から電話がかかって来ました。
「旅の前半は天候が悪いという予報になっていますので、雨具を忘れないように」
「私は晴れ男ですよ。他の皆さんにも、てるてる坊主でも作って祈り願うように伝えて下さい。大体において、乗っている人々の全ての人が『この飛行機落ちるんじゃあないか』と思うようになると、その飛行機が落ちる可能性は非常に高まるのです。私は物理学者なんですよ」
 私は本当にそう信じているので、その黒雲に命令したのです、『今の内に雨は前倒しで降り落としなさい』と念じたのです。

 オスロに到着する頃には、天気は快晴へと変化しました。
長いバスの旅の間でも快晴は続き、トイレ休憩時にはカーディガンを脱ぎ半袖シャツにするという連続でした。車窓に広がるゆるやかでなだらかな風景(約1万年前に氷惑星からもたらされた氷塊群で押しつぶされ削り取られた風景)を楽しむことが出来ました。広い道路は褶曲山脈の岩盤を削って作られており、その波打つ岩肌も見ごたえがあります。その氷塊群が氷河の元であり、下流に下って、深いU字谷を造っていくことになるのです。
ガイドの山口さんと議論になりました、
「この辺りの風景はフィヨルドではありません。フィヨルドとは海岸地帯の深いU字谷の呼称です」
「そうですか、フィヨルドとは呼ばないのですか、なるほど。三陸のリアス式海岸に対応して氷河で削られて出来たU字谷に海水が侵入して出来た海岸の呼称がフィヨルドなのですね」
「大山さんと話ししていると、色々と勉強になります」
 以降、彼女はフィヨルドのことを『入り江』という言葉で紹介するようになられました。学習能力の優れた添乗員です。ちなみにウィキペディアでは次のように紹介されています。
フィヨルド(ノルウェー語等:fjord、異称:峡湾、峡江)とは、氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾・入り江のこと。 ノルウェー語による通俗語を元とした地理学用語である。 湾の入り口から奥まで、湾の幅があまり変わらず、非常に細長い形状の湾を形成する
 さて、次の日のフィヨルド観光は、朝6時半起床のモーニングコールから始まります。24Kmのトンネルを通過して出て来た、ネーロイフィヨルドで観光船に乗り込み上流へと進みます。360°の全天パノラマで、写真のシャッターを切っているのも惜しいくらいに素晴らしい景観が続きます。
 ガイドさん同士でも情報を交換される様子で、『このような好天は1年に1度あるかないか。明日はもう天気は崩れるでしょう』とのことでした。
心の中で私は思ったものです『やっぱり私は超能力者だな。自分の頭上の天気ぐらいは自分に都合のいいように変わる』ってほくそえんだのでした。
Photo

 海岸地帯ですが、山の高さは1000メートルを超えるものがザラにあります。中には1700メートルの山もありました。高緯度地方なので、1000メートル以上では夏も雪が残っています。観光船のデッキではセータ+ウインドブレイカーでも寒いくらいです。

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2015年12月27日 (日)

愛媛県南宇和郡愛南町より

愛南町という町名を聞いたことがありますか?
愛媛県の南の端にあるのです。四国の足摺岬(高知県)に近い所にある小さな漁港町です。
その海を見ながら、今年は年越しをしようとしています。
『どうしてそんなへんぴな場所にいるか?元旦の日の出でも拝むつもり?』という質問ですか?
実はこの町は新妻の生まれ故郷なのでした。

太平洋に突き出した半島と、瀬戸内海に面した広島県の田舎町であるへその町;豊栄町との間に.意外にも共通点があるから面白い!
山の格好が非常に良く似ているのです。隣の岡山県や山口県の山々よりも、四国の南の山々の方に良く似ているのです。
これも何かの深~い縁を感じつつ、嫁さんの手料理を楽しんでいます。
皆さんも良い新年をお迎え下さい。

大山宏

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2015年10月11日 (日)

逆さピラミッドは何処にある?⇒エジプトのピラミッドの真下にある!

 昨日は、ふらっとフランス8日間の旅で、ルーブル美術館を訪れたとき『逆さピラミッドは何処にあるのかと探したけど、見つけられなくて( 残念!)』という話をしましたね。
 でも、いいんですよ。エジプトのピラミッドの真下には、あの莫大な重量を支えるための「逆さピラミッド」があるんだから。
 今日はそのお話です。
フィボナッチぼうやは、ピラミッドの下にある床面に、どんな重さが掛かっているのか考えてみたのです。
 1・・・           口
 2・・・         口口口
 3・・・            口口口口口
 4・・・       口口口口口口口
 5・・・     口口口口口口口口口
 7・・・   口口口口口口口口口口口
 8・・・   口口口口口口口口口口口口口
 9・  口口口口口口口口口口口口口口口
10 口口口口口口口口口口口口口口口口口
このような10段式ピラミッドがあったとき、床面の中央には、
10個ぶんの重さがかかっているのが明らかですね。
こんな高い塔を砂の上に作ると、塔はどんどんと、砂の中
めり込んでいってしまいます。
 ちょっと面白い写真をお見せしましょう。Photo
この写真は、尾道市向島の近くにある”岩子(いわし)島
という小さな島の海岸【砂の上】に設けられた神社の灯篭(とうろう)群なのですが、良~く見てください。
砂の中に、どの灯篭もどんどんと、地下に、沈み込んでいっているでしょ。
手前の灯篭もすでに台座がほとんど、砂に埋まりかけています。
 その奥に小さく見える灯篭に近づいてみましょう。
Photo_2
 手前の灯篭の台座はすでに砂の中です。
【一番奥の灯篭では、3段式台座の内の一番上の台座石が見えるだけ。
手前から2番目の灯篭(とうろう)は、胴の部分までが、
     すでに半分、砂に沈み込んでいます。
それを別の角度から写真に撮ったのが次の図です。

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2015年9月24日 (木)

南周り欧州航路・・ムンバイ航空路、アルプス上空を飛ぶ

 ふらっとフランス8日間の旅は、行きも帰りも南周りの欧州航路でした。
私はこれまで、ヨーロッパへは、北周りでしか飛んだことはありませんでして、初めての経験でした。
 行きも帰りも、飛行機の中で泊まり、となります。何故、余分な時間を掛けてまで、南周りが選ばれるかと言えば、欧州パック旅行は格安さが売り物の一つだからですが、私は結構楽しめました。
 というのは、パリから中継地点であるアブダビ空港までは、
アルプス山脈~旧ユーゴスラビア~ギリシャ・トルコの上空を飛び、
窓の景色を楽しむことが出来るからなのです。
私は、褶曲山脈(氷惑星天体Mの氷殻がしわ寄せた地形)に関心
を抱いていますが、その地形を眼下に見ることが出来たからです。
Photo_3Photo_4
 アルプス上空写真です。夏の終わり(8月末)ですが、
冠雪を頂いていて、結構美しいです。
褶曲山脈だというのが、ハッキリと読み取れます。
 アルプス山脈は、天体Mが造る円弧爪跡の端っこ部分に相当し、ヒマラヤ褶曲山脈の左隣のカラコルム山脈かパミール高原辺りに対応しています。

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2015年9月 2日 (水)

エッフェル塔は最上階まで登ってみる。セーヌ川クルーズはお勧め

 エッフェル塔は、私は以前に上ったことがありましたが、何度上っても感激します。
今回は嫌がる新妻の手を引いて、歩いて登りました。ドイツやオーストリーから来た子供たちも、子供を抱えた夫婦も徒歩で登ってました。
待ち時間が少ないのもメリットです。
日本の山登りで経験するあの高揚感を短時間で体験できます(5ユーロ)。
 最上階(約300m)へは、エレベータでしか行けません(+6.5ユーロ)。
でも、これは是非登って下さい。
最近では大都市でもこの高さの眺めは珍しくなくなりましたが、パリのエッフェル塔からの眺めは格別です。あなたが登られる時にも良い天候であることを願っています。
高所恐怖症のあなたも、勇気を出して登って御覧なさい。きっと高所恐怖症が吹き飛びますよ
 凱旋門の大きさが(どういう訳か)目を引きます。対してコンコルド広場の尖頭は探すのに一苦労です(これは不思議・不思議)。その凱旋門とコンコルド広場とを結ぶ2.3Kmが有名なシャンゼりーゼ通りですが、最上階からはその通りが「ここにあるよ」と、はっきり見えるのも圧巻です。
 もちろんセーヌ川の大きなうねりも世界一でしょう(ドイツのジュッセルドルフでしたか、ライン川を上から眺める高い尖塔がありますが、エッフェル塔からの眺めには及びません)。
 セーヌ川クルーズは約30分ですが、これも必ず乗られた方がお得です。
出来れば天井がガラス張りではなくて、青空天井の船に乗り込んで下さい。
 勿論雨の降っていないことが条件です。
日本語ガイドを含め、8カ国語で説明がなされていて、フランスの歴史の勉強にもなります。
 フランス語は解からなくても、美人のガイドさんの愛嬌のある観光案内パーフォーマンスも見物(みもの)です!
 最後ですが、凱旋門にも行って、ラウンドサークル内に入って、大きな4つの彫像を見上げ、鑑賞して下さい。
 その後は、コンコルド広場を目指してシャンゼりーゼの通りを歩くのです。
中間ぐらいの所(コンコルド広場に向かって右手)にムール貝の美味しいレストランがあります。
私は生まれて初めてムール貝なるものをいただきましたが、山盛りのムールは最高に美味しかったです。
 このお店の目印は、青色の張り出しテントです。ムール貝専門店らしいです。
以上、独断と偏見の観光案内でした。
 HIS、ぶらっとフランス8日間の旅、日本からの添乗員:藤木さん、有難う!

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2015年9月 1日 (火)

哲学の謎(山田明紀訳)の山田さんへ

 山田明紀さん、”ふらっと8日間フランスの旅”楽しかったですね、大山宏です。
 ルドルフシュタイナーの著書を翻訳なさっていたのだと分かりました、
「ギリシア哲学からカント、ヘーゲル、マルクス、ベルグソンまで、西洋の大哲学者たちの世界観の根底を流れる衝動を深い共感にもとづいて汲み上げ、人間の生にとっての哲学的思考の意味を開示する著者の哲学的主著・・・」との記述を読み、貴方の言いたかったことの片鱗を感じとれました。
 私は自分の感覚を重視しながらこの歳まで生きて来ました。
そのみずからの経験を「光世界の冒険」としてブログ展開して来ています。
エデンの園は実際に日本にあった。」のです。
また、広島県の豊栄町には「臍)へそ)の館」があるのでした。日本は”地球のへそ”でもあったのです。
更には、イエス・キリストを裏切ったのは、12弟子全員であって、たまたまイエス集団の財布を預かっていたユダが、前後の経緯上、責任を一身に背負って、ユダヤ世界の深窓に身を潜めたらしい・・、というのも、科学的な聖書の精読によって導き出した結論でした。
 科学の進展はまことに目覚ましくて、今やSF小説は成立しないほどに、科学が進展しています。
これって、私が勝手に寝言を言っているのではありませんよ。
小説のとある募集応募要項に書いてあって、『SF小説部門を取り止める』説明文に書いてあった事なのです。
 そりゃあそうでしょう、小惑星や冥王星にまで探査機を送り出して、着陸に成功するほどにまで、科学は進歩したのでした。
キトラ古墳の天文図には、20世紀の天文(天体観測)知識が350個の星星が天球図に記載されていたのでしたしね。
 日本人のしゃべる言葉ってのはイスラエル人のしゃべる言葉と同じ位に変わっているという見解や認識は昔からありましたが、これも重大な意味のあることなのですよ。
日本人が他の文化を吸収して来たのではなくて、周囲に原始文化を伝えて来た発信源であったことを暗示しているのです。
 だから、逆輸入なんて、いとも簡単にできてしまう。
『ああ、あのことか、、』と受け入れられるのです。日本の学者様がたは、もっと自信と自覚を持つべきでしょう。
山田明紀さんは、『キリストは2人いたんですよ』って仰ってましたが、あれは解釈が間違っているでしょう。
科学的な(考古学的な)見方では、多くの人々が「象をなでる」ような経験をして、それを伝承していくと、様々な断片的なイエス像が出来て来ます。「ユダによる福音書」もあれば、「死海文書」だってありますよ。
ウィキペディアでは、3千種類の福音書まであったと認識していて、都合の悪い福音書を禁書とした(325年のナント勅令前後)の話が詳細にまとめて書いてあります。
 ここまで分析的で(科学的な)文章解析学も進んでいるのですから、山田明紀さんもその認識に立たれたほうが、良いのではないでしょうか。

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2015年8月31日 (月)

ぶらっとパリ8日間の旅(HIS)で新婚旅行

 昨夜(8/30)、無事帰国しました。
どこから帰って来たか。
 フランスからですよ。67歳の私が、ヶ月前に新妻をゲットして、"ぶらっと"新婚旅行から帰って来たのでした。
 恐がる妻を連れてエッフェル塔の最上階(約300メートル)に登り、凱旋門を上空から眺め、ルーブル美術館を4時間歩き廻り、シャンゼリーゼ通り(2.3Km)をかっ歩してムールの店(青いテントが目印)を見つけて、二人で堪能しました。
天気は抜群に良くて、セーヌ川クルーズ(観光船)の一時間も素晴らしかったです。
モンサンミッシェルにはね、夕方に到着して、ライトアップされつつあった幻想的な夜のモンサンミッシェルと、次の日の朝の観光コース通りのモンサンミッシェルとの2回を楽しみました。
HISの同行添乗員:藤木さんの献身的で独創的な案内に感激です!
 我々は、モンサンミッシェルで「結婚証明・承諾書(有料で約1万円)」まで頂き、教会内に永久登録され、良い思い出となりました。
 

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2014年7月21日 (月)

蓮教寺、仏教婦人大会、コーラスグループで「花は咲く」三部合唱山、山の重なり

目と鼻の先の寺:蓮教寺(東広島市豊栄町清武)で、
仏教婦人会の大会が有りました。
暑中お見舞い申し上げます
コ-ラスグループの一員として「花は咲く(NHK)」などを三部合唱で歌わせて頂きました。
この歌うたびに、東北震災の現場・ボランティアの日々を思い出し、
目頭が熱くなります。

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昨日は60km離れた街の教会に出向き、讃美歌を大きな声で歌わせて頂きました。
歌うというのは本当に気持ちの良いことです!
どういう訳か、屋根の上の十字架が写真画面に写らないのも不思議です。
逆光のいたずらかな?
暑中お見舞い申し上げます
五日市アライアンス教会正面風景です。
次の写真はその前夜、たまたま泊めていただいた御宅から見た東のそらです。
~o(^o~)o~

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2014年7月 7日 (月)

雷の通り道

 雷の通り道ってあるのをご存知ですか?
我が家の裏山の少しくぼんだ処(小さな峠)もそれでした。そこは国道375号線が昔から走っており、交通事故も多発することで有名でした(知る人ぞ知る悪名名高き通路)。
 峠を越えた処から、車がジャンプして降って来るのです。K家の狭い裏庭には数回車が降って来たそうです。
私も30年位前に、1回転半して畑に突っ込む車を目撃し、鎌でシートベルトを切断して運転者を助け出したことがありました。
 たまらなくなった県は、国道を6m下げる大工事を20数年前に数年がかりで実行し、車がウルトラC級のジャンピング事故は無くなりました。
 雷の話でしたね。

 この峠は不思議なことに、昔から雷の通る道なのでした。
今朝も、大きな地響きと同時の大轟音で目がさめました。今も、ピカピカゴロゴロどんどんとやっています。
両側の山の上に落ちるのではなくて、峠を越えたくぼ地に落ちやすいから奇妙なんですね。
 ある時、私の隣のS家に雷が落ちたそうで、その時は、火の玉が転がりまわったそうでした。
 アインシュタインのE=MC^2で、
雷の光エネルギーが物質Mに変瞬間身して、火の玉の姿になってたようです。
 だいたい、火の玉を見たら、その人は死ぬことに相場が決まっているのですが、不思議とこの村では生きている。

 見えないはずの旭日が水平線上に昇るのが、たまに観測されるのとも、無関係ではないと、私(大山宏)は考え続けています。
~~o(。ム。)o~~

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2011年5月21日 (土)

「澪つくし」の舞台からかかって来た電話

 「・・銚子の青柳です!」と、電話の主は名乗った。優しくて明るい女性の声だった。
『?』
思い出せずにいると再度「銚子の青柳です」と繰り返してくれた。
そこではた気が付いた。昨日妻との合作で、テレホンカードを送ってくれた御礼の手紙を添え、その青柳さんに、”お菓子”をお送りしたのだった。

 4日前でした。
朝チェックアウトを済ませた後は、その日の旅の全てを妻に任せることにしていた。
妻は一つ先の終点「外川駅」まで、切符2枚を購入して来た。素直にそれに従った。

Photo

終着駅に降り立った時、私の目に1枚の古ぼけたポスター写真が目にはいった。それは、NHKのドラマ”澪つくし”のポスターだった。3人の娘役と男優の写真を背景にした番組案内用ポスターだった。
『ここは、その舞台なのだな。』と、私は思った。

 妻はどういう訳か、”石畳”という場所を捜していた。それが何を意味するのか妻も私も知らないのである。妻曰く「さっき、犬吠埼の駅観光案内の人が、外川なら石畳を訪ねてみたら・・と聞いた」とのことであった。一緒に捜すことにした。

 観光客はほとんど見当たらない。地元の人に、手当たり次第に尋ねてみた。どの人も皆、素朴で親切な人達であった。しかし、
「”石畳”ってどこですか?何処に行ったら見れますか?」という問いに対して、ある人は東の方を教えてくれ、ある人は西の方を、またある人は、「海岸近くにある”千畳敷岩”の事だろう」と、南の方角を指差すのです。

 付近まで行って見ても、その岩の形は、”石畳”という言葉のイメージとは異なるのです。『これも違う。』と二人は思った。
付近には南方系の雰囲気の漂う社があり、近所の子供達3人がブランコで遊んでいた。その子供達にも聞いてみた。
「石畳なんて聞いたことない。」と、異口同音の答えが返って来た。

 妻は既に”石畳”を捜すことは諦めていた。喫茶店を求めて外川港の方に歩き出した直後に、私の目は小さな路地(坂道)に留った。その坂道はレンガサイズの滑り止め加工の施されたセメント道であり、丘の上まで長く連なっていた。私は、
『これが石畳なんだ。地元の人が付けた呼び名ではなく、外から来た人(観光客)が付けた名前だったのだ』と思い、妻にそう話しかけた。
「もう、どうでもいい」と妻は答えた。

 80歳位のお年寄りがゆっくりと歩いて来た。私はしつこい性格なので妻の制止も聞かず、そのお年寄りにも話しかけてみた。
「石畳はもう無い。昔はいたる所にあった。が、みんな引っぺがしてコンクリートに作り変えてしまった。」
やはりそうであった。
先ほど見つけた小さな坂道は、コンクリートに塗り替えられた石畳の道だったのだ。

 そのお爺さんに興味を抱いた妻は「この近くに何処か面白い所はありませんか?」と問いかけた。と、そのお爺さんは更に意外な事をしゃべりだした。

「・・時々観光客が、旗(大漁旗)を染める染物屋を訪れているようだ。」
「澪つくしの撮影が行われた頃には、石畳は到る所にあった。しかし、海の見える坂道は、2本しかない。そこの縦道と、その向こう隣りの縦道だけだ。」「染物屋は、そこの縦道を上って、1本、2本、3本、4本目の筋道を左手に折れて、3軒目の家だ。その筋道の海側は屋根ばかりで入口が無いから、山側の3軒目は直ぐにわかる!」

 私達は行ってみることにした。
お爺さんの言葉通りに、その小さな大漁旗の染物屋さんはあった。その気でないと、染物屋さんとは分からない、小さな”普通のお家だった。
二人はその前をゆっくりと通り過ぎた後、その向こうの石段に腰を下ろして付近を見回した。
 なるほど、この坂からも海が見える。船が幾艘も見える!
きっとあの辺りに撮影カメラを据え、男優さん・女優さん達がこの辺りの道を、あちらこちらと演じて廻ったのだろうと、容易に推測できた。そんな会話を二人で交わした。
 その間にも、牛乳配達の軽自動車が出入りしたり、近所の人が何人か通り過ぎた。路辺に腰かけた我々も、その景色の中に溶け込んでいるような錯覚を覚えた。
 風はなく、空は澄み切っていた。

 しばらく経つと空腹を覚えた。やおら立ち上がり、再度染物屋さんの前を通って坂道を登って行った。
軽食の取れそうな喫茶店を探して歩いた。
外川駅の近くには有るであろうと思い、何となくその方向に歩き続けた。

 小さな踏切があった。その踏切の近くに駅が見えた。”ジュクラン”という喫茶店が、踏切の向こうにあった。明るいイメージのこじんまりとした喫茶店であった。

 三人の女性で切り盛りしているらしい、既に数名のグループと2、3組のカップルがテーブルを占めて賑やかにやっていた。我々夫婦も小さなテーブルを挟んで座った。
この付近もきっと、澪つくしの舞台として賑わったのであろうという気がした。

 私は思い切って歳頭のお姉さんに話しかけてみた。
(この方が5日後の今日、相模原の我が家まで電話してくれた声の主です)
『・・そうです。今から20年前でした。ちょうどこの店が開店した直後であり、忙しい時期でしたので”澪つくし”の収録・放映の時のことは良く覚えています』。とのことであった。
「やっぱりな!」と、会話は弾んだ。
私も妻も、その”澪つくし”の番組自体は数回見ただけであったが、番組の雰囲気は分かるような気がした。

 注文した”海鮮風焼きそば”を運んで来たそのお姉さんが、急にこんな事を話された。
「・・良かったらテレフォンカードを差し上げましょうか?今此処にはないのですが、当時のものを持っているのです。ほこりをかぶっているよりも、喜んで下さる方に差し上げる方が良いと思うのですが、・・」

 願ってもいない申し出だった。自分の名刺に自宅の住所を書いてお姉さんに渡したのでした。妻は私のずうずうしさにあきれ顔でした。

Photo_2

店を去る時、そのお姉さん達は「左に進むと海が開け、そこで撮影収録が盛んに行われた」こと、「是非、行って見られたらいいですよ。」と、助言して下さった。

 言われたとおりに進むと海が見えて来た。
そのまま坂道を下るのかと思ったら、『・・社はこちら』という小さな看板が目に入った。畑のあぜ道をしばらく進む内、急に妻の機嫌が悪くなった。今にも泣き出しそうであった。
その社の前は海を見下ろせる高台であった。そこにあったベンチに妻を休ませておき、私は高台の先端まで進んでみた。

 東・南・西の3方面に太平洋が拡がっていた。風は穏やかで暖かい太陽の日差しが降り注いでいた。私は立ったまま手帳を取り出し、その感動を書き始めた。
  気になることが二つあった。
一つは妻の事。 もう一つは、会社の21歳の新入社員の女性のことであった。妻の様子を伺いつつ、その女性(山名さん:仮名)にあてるつもりで、メモを取り始めた。

 山名さん、こんにちは。
山名さん見えますか?この景色が感じられますか?
私は今、小高い丘の上に立って、眼下に広がる丸い地球の水平線を見ています。20年前に撮影が行われた”澪つくし”の舞台に立っています。
本当に偶然だったのです。昨夜泊ったホテル”ぎょうけい館”を10時に出発し、終着駅(外川駅)に妻と二人で降り立った時、古びた一枚のポスターが目に留まりました。3人の女性が演じた”澪つくし”のポスターでした。・・・
 今、眼下に拡がる海と、小さな港町(千葉県長崎町)が舞台だったのです。そこであの物語が展開されたのでした。・・・

 時々、妻の方向を見ました。妻はうつむいたまま泣いていました。私も涙で目を潤ませていました。潤ませながら海に向かって祈りました。
『もうこれ以上我々を試みに遭わせないで下さい。妻を幸せに導いて下さい』と、腹の底から”声なき祈り”を捧げたのでした。

 傾きかけた太陽の光で、海一面が銀色に輝いていました。暖かく輝いていました。風も穏やかな、暖かい日差しに包まれた高台でした。
いつまでも、いつまでも、海を見つめていました。

        2006年 2月 2日 大山宏

以下はテレホンカードと一緒に送られて来た雑誌”チバギン(千葉銀行?)”のコピーです。

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