プルームテクトニクスは単なる仮説。地震波トモグラフィー研究者が憐れ(あわれ)。罪滅ぼしを
拝啓、丸山茂徳(東工大)殿、深尾良夫(東大地震研)殿
初めてお手紙さしあげます。「光世界の冒険」の大山宏と申します。
先日、ウィキペディアで、”プルームテクトニクス?”と検索してみて、ビックリしました。
ウィキペディアの評価に、
「プルームテクトニクス」という語は日本では丸山により朝日新聞紙上で発表され、ある程度認知されているが、日本以外ではそれほど広まりを見せておらず、「プルーム仮説」 (Plume Hypothesis)と呼ばれている。なおマントルプルーム(Mantle plume)の概念自体は浸透している。」と有りまして、日本でこそ騒がれていますが、
世界では、単なる仮説という扱いにしかなっていない事、を知りました。
一方、プレートテクトニクス(大陸移動説)に関するウィキペディアの評価には、
「・・。なお大陸移動の実測は1980年代後半に電波星や衛星を用いた測量技術が発展してから可能になり、多くの大陸が年数センチという速度で移動していることが明らかになった。」
という評価が与えられています。
【ウエゲナーの唱えた大陸移動説は、正しいことが証明されたのです】
要するに、丸山先生や深尾先生の著書や報道記事は沢山出ていますが、世界の科学者は、地震波トモグラフィーデータをもってしても、それを「プルームテクトニクスの証拠」とはちっとも認めていないということでした。
私は、数年前に先生がたの書かれた図書数冊を読んで貴方がたの説を知り、
「断面図で誤魔化されたプレートテクトニクスの嘘(うそ)」というブログ記事を書き、その一連として”プルーム説の嘘”もご指摘申し上げたつもりでした。
私のブログには、東工大からも、東大からも、盛んにアクセスがかかっていますから、多分、丸山先生も、深尾先生もアクセス頂いているのではないかと思っておりましたが、私の勘違いの様でした。
大陸は確かに(現在も)移動しています。
その大陸移動は『1980年代後半に電波星や衛星を用いた測量技術が発展してから可能になり、多くの大陸が年数センチという速度で移動していることが明らかになった。』のですが、プレートテクトニクスという仮説は、依然仮説のままだったのでした。
それ以上にプルームテクトニクスという仮説は、世界の心ある科学者からはプルーム説という単なる貧弱な仮説 としてしか認知されていない、というのが実情なのでした。
今年始めに、「プルームテクトニクスのシミュレーションを行い地震波トモグラフィー観測結果と略一致した」との論文を科学誌に投稿 し、ネイチャーにも投稿 したとの記事が、ネット上で論文掲載されていて、ビックリしました。
”インド大陸の移動の様子がシミュレーション出来た”なんて、辻褄合わせのシミュレーションをしたって、世界中の心ある科学者は勿論のこと、小・中学生だって納得しませんよ。
”グレート・インパクト説〔月は元地球に火星サイズの星が衝突して、その結果出来た〕”というシミュレーション実験は、小・中学生だって、自分の知っている知識内で、その通りだろうと納得出来るのです。
このシミュレーション(コンピュータ模擬試験)と、貴方がたのシミュレーションとでは、レベルや質が大違い!なのが分かりませんか?
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